六義園のメインのしだれ桜。今年は、開園です。
昼は可憐な姿のお花見に、夜はライトアップにでかけましょう。
ここでは、六義園の枝垂桜の
・ライトアップ「春夜の六義園」
などについてご紹介します。
見頃と開花状況
見頃
例年は、開花は3月20日前後。満開が3月終わりころです。
雨や風などの天気によって4月3日~6日ころに花吹雪、葉桜になっていきます。
2024年の見頃は?
六義園の枝垂れ桜は、靖国神社のソメイヨシノの開花より1週間ほど早めです。*靖国神社のソメイヨシノは、気象庁の生物季節観測の標準木。東京のさくらの開花の基準となります。
今年2023年は、気象各社では3月18日頃の開花が予想されています。
六義園の開花は3月11日ころ?
・・・2021年3月は、気温は「記録的に高く」、3月18日 五分咲き、19日 七分咲き、20日 満開でした。見頃は、3月18日頃~26日頃でした。
気象庁の1カ月予報(2/23)では、今年2023年も気温は平年より「高い」見込みです。
花吹雪、葉桜はいつ?
しだれ桜は、平年なら3月終わりころから、花が散り始めます。
園内のソメイヨシノは、まだ咲いています。
現在の開花状況
ライトアップ
1)「春夜の六義園」
メインのしだれ桜がライトアップされるのは夜間特別鑑賞「春夜の六義園」。
今年2023年は、昼のお花見は入場自由ですが、夜のライトアップには、特別鑑賞券が必要になります。
夕方5時に、いったん閉園します。ライトアップのための入場は午後6時30分から開始です。
入場には夜間特別鑑賞券が必要です。オンラインで2400枚まで前売り。
当日券は、染井門で発売されます。現金のみ。
オンライン前売りで売れ残りがあれば、合計が3000枚になるまで発売されます。
・オンラインチケットの購入は、公式サイト「春夜の六義園夜間特別鑑賞」のリンクから。
2)混雑するのはいつ、どこで?
混雑する日
例年は、3月末の昼と夜が見頃。昼も夜も混雑するでしょう。
昼に混雑するのは
:土・日・祝で晴れの日
夜に混雑するのは
:金・土・日
特に見頃の時期。
混雑する場所
正門近くのしだれ桜がにたくさんの人が集中します。でも、身動きが取れない、写真も撮れないという混雑ではありません。
行列ができるのは門の外です。
ライトアップは事前予約制なので、以前のように長い列はできませんが、開門時は入場に少し時間がかかります。
▶園内マップはこちら
✔全体写真を撮るには:昼のお花見
六義園のしだれ桜は、白。夜になると、ピンク色に見えてきます。枝や花を映した「接写」はとても美しいですね。
でも、しだれ桜の「全体」写真はなかなか撮れません。木の周囲の人が映りこんでしまうからです。
実は、開園の前に行くと、10~15分前に入場できることがあります。行列緩和のためのようです。
入園したら、開園時間の9時になるまでは、桜の木に近づかないように、係員の方が指導します。この時が、人が映りこまない全体写真を撮るチャンスです。
基本情報・アクセス
枝垂れ桜の樹齢、アラカン!
六義園のメインのしだれ桜は、とても大きいですね。高さが13m、幅は17mもあります。
ここまで大きく成長するなんて、いったい何年かかったんでしょう。
実は、樹齢はたったの60年ちょっと。戦後、昭和30年代に植えられた、アラカン世代です。
しだれ桜の寿命は、およそ300年。60才は、枝垂れ桜としては、まだまだ若者。人間なら16歳くらいでしょうか。
しだれ桜は長寿。これからも、ずっとずっと咲き続けてくれます。*ふつうのソメイヨシノの寿命は、60~70年。
アクセス
桜以外のお楽しみ
六義園のお花見は、桜を眺め、庭園をめぐって、静かなひと時を味わうもの。屋台はなく、座ってお弁当を食べる場所はありません。
でも、茶屋で、抹茶と和菓子をいただいたり、おみやげを買ったりの楽しみがあります。
↓以下の最新情報はこちらで。
抹茶・和菓子など
枝垂れ桜のあとは、「さくら茶屋」でお団子やおそばを食べたり、「心泉亭」「吹上茶屋」などで桜の和菓子と抹茶をいただきましょう。
・三福団子、桜のジェラートなど
9:00~20:00(ラストオーダー19:30)
*しだれ桜の裏。この時期だけの臨時の茶屋です。
↓茶屋の場所
・抹茶と和菓子 600円*変わることがあります
平日12時~20時(ラストオーダー19時30分)
土日祝10時30分~20時(ラストオーダー19時30分)
*しだれ桜近く
・抹茶と和菓子 600円
9時~20時30分(ラストオーダー20時)
*庭園の奥
↓昨年2022年の吹上茶屋
吹上茶屋では、吹上浜の景色と抹茶セットをお楽しみいただけます。#六義園 #抹茶 #和歌の浦 #お土産 #文京区 #駒込 #Tokyo #Japan #garden #日本庭園 pic.twitter.com/umlMm10mAf
— 六義園 (@RikugienGarden) March 23, 2022
大道芸・舞など
土・日曜には、大道芸が出たり神楽が舞われたりします。
おみやげ
お酒や桜のジャム、六義園のオリジナル手ぬぐい(吹上茶屋)など。
↓六義園をフルに回る
庭園ガイド
ボランティアガイドのみなさんが、園内を案内、紹介してくれます。「犬公方」と呼ばれた将軍、徳川綱吉、庭園を造った柳沢吉保のお話が聞けますよ。
無料です。
【時間】毎日11時~、14時~
【集合場所】サービスセンターまたは染井門売札所前
【所要時間】約1時間
✔六義園は「和歌」の庭
六義園(りくぎえん)は、徳川綱吉の側用人柳沢吉保の下屋敷だったところ。江戸時代の回遊式の庭園で、大名庭園と呼ばれています。*大名の柳沢吉保がつくったから。
吉保は、この庭で「古今和歌集」に歌われる風景を、再現しようとしたそうです。やわらかい、心落ち着く日本庭園になっていますね。
世の中に
たえて桜のなかりせば
春の心はのどけからましー在原業平「古今和歌集」
明治に入って、三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎の手に渡り、昭和初期に東京都に寄贈されました。
まとめ
ソメイヨシノより数日早く開花する、六義園のしだれ桜。例年の見頃は3月下旬から。
土日は混雑します。特に大変なのは、ライトアップ時に入場券を買うために長く並ぶこと。
今年2023年はオンラインでの前売りを購入することで、以前よりスムーズに入園できそうです。
ソメイヨシノが見頃をむかえる頃には、六義園は、ぐっと空いてきます。でも、園内の桜は咲いていて、しだれ桜の見頃も続いています。
3月下旬のお花見でもいいですね。
よい春の日になりますように。