初めての夏休みの自由研究。他の宿題に比べるとちょっと気が重いですね。
でも工作なら簡単で子どもも楽しんで取り組めます。
ここでは先輩の1年生が実際にやった夏休み自由研究の工作をご紹介します。
1年生の工作ってこんな感じ
学校の展示はこんな感じです。
紙粘土工作が多いですね。
恐竜は、お気に入りのティラノサウルスでしょうか。一生けんめい作った感じが伝わってきます。
絵をかいてもいいですね。
紙皿に貝殻をはって時計を作っています。海水浴でひろった貝殻で、簡単に楽しくできそうです。
簡単なもの
●花びん・ペン立て、貯金箱
花びんやペン立て・貯金箱は不動の人気。紙粘土で作るものが一番多いですが、空き箱に色紙をはったり絵を描いたものでも十分です。
紙粘土で作るなら
1紙粘土を用意
・白い紙粘土で作る。出来上がったら絵の具で色をぬる
・色付きの紙粘土を買う。色を好きなように組み合わせる
どちらの方法でも構いません。
絵の具で絵を描くのはまだ難しいですね。
2紙粘土をびんにはりつける。
*びんの口のところもしっかり紙粘土をつけないとはがれてしまいます。
3紙粘土に埋め込む
海水浴で拾った貝殻、おはじき、ビーズ、ミニチュアなどを埋め込みましょう。
初めにご紹介した学校の作品展には、ペットボトルで作ったぶたの貯金箱が二つ出てきましたね。
紙粘土の工作は、乾燥させるのに日数がかかります。絵の具やニスを選ぶポイント、作り方はこちらでどうぞ。
紙粘土でお菓子、乗り物など
ケーキ
色付きの紙粘土でケーキを作ります。
ギフトの菓子箱に入っている紙を細く切ったもの(ペーパークッション)を敷いて箱に入れましょう。
・・・粘土細工を安定させ学校に持って行く時に壊れたりしません。見た目もグッとお菓子らしくなりますね。
●写真立て
市販の写真立てのフレーム部分を自由に飾り付けましょう。
・・・貝殻・おはじき・ビーズなど。ミニチュアのお菓子もすごくかわいくなります。
紙粘土で魚やハートなどを作ってはるとさらにオリジナルに!
夏の思い出の写真を入れて提出してもいいですね。
●ティッシュケースの飾り/車
ティッシュペーパーのケースをアレンジします。
きれいな飾り付け
・・・折り紙をはったり絵を描いたりビーズなどをはって飾り付けます。
海の中、ひまわり、花火、かわいい、などテーマを決めるときれいです。
バスを作ってもいい
下に車輪を通すのは難しい。でもペットボトルのフタを横にはりつけるだけで車輪らしくなります。
●マラカス
トイレットペーパーのしんを使ったマラカスです。
上下はビニールを輪ゴムで止めて紙をはりましょう。
米・とうもろこし・ひまわりの種など違う素材でいくつか作ると音が違って面白いです。
●風鈴
ペットボトルで風鈴を作りましょう。*作り方はYoutubeの映像でどうぞ。
作り方の注意点
1)かさの部分
500ccペットボトルの下を8cmくらいカット。*色紙をはったりマジックで絵を。
2)下げる紙
サイズ:横3.5cm×縦18cmくらい。
普通の風鈴の下げ紙のサイズです。紙はあまり長すぎても重くても揺れません。縦をもっと短くするなど調整なさって下さい。
紙の厚さ:折り紙やふつうのコピー用紙位の薄さの紙。*絵を描きましょう。
3)鈴をつける
・紙の上に穴を通しひもで小さな鈴をつけます。
・紙の下に穴を開けて鈴をつけても大丈夫です。
●ジェルキャンドル
ジェリーキャンドルとも呼ばれる涼し気なろうそく。大人も作ってみたくなりますね。
100均で材料がそろいます。それでも材料を全部買うとけっこうお金がかかります。
そこで、海で拾った貝殻を入れたり拾った小石、お祭りで買ったビー玉を入れましょう。
自由研究らしい個性が出ます。ジャムのびんもいいですよ。
作り方はYoutubeの画像でどうぞ。
ちょっと手がかかるけど
●水族館
夏休み自由研究の展示で必ず見かけるのが海と魚をテーマにした水族館。
上からぶら下げるタイプ
画用紙や厚紙に絵を描いて上から糸やテグスでぶら下げます。
魚の裏にテグスをセロテープでとめます。かっこよく泳いでいる感じに向きを調整しましょう。
下から立てるタイプ
下に粘土をしいて竹ひごに魚の絵をつけて刺します。
粘土の上には小石や貝殻を置いて海の底を演出しましょう。
(この例は上から下げたもの)
・丸い玉とセロファンで金魚を作って金魚鉢に見立てるととってもかわいくなりますよ。
関連:魚釣りゲーム
小さいころよく遊んだ魚釣りゲームを手作りしましょう。
・箱には色紙をはったり絵の具を塗って。
・魚は絵を描いてもいいですし紙粘土で作って色を塗っても
タコやいか、海藻も忘れずに。カラフルに作り上げると展示の時につい参観の大人も手を出してくれますよ。
●ちぎり絵・卵のから絵
不器用にはっても味がでるのがちぎり絵や卵の殻絵です。何かしらいい感じにできます^^
【テーマ】
海の魚、金魚、ひまわり、花火など好きなもの。
すべてちぎり絵にするのは小学1年生にはまだ負担です。
・・・海の魚がテーマなら背景は絵の具で水色に塗ってしまいましょう。
ちぎり絵のやり方
1)下絵を書く
2)色紙をちぎる
・・・大きめにちぎりましょう。端っこや細かな部分で必要になった時にそれを小さくちぎればOKです。
・・・結構退屈しがち。「ちみちみちみ…」といいながらちぎると上手にできるようですよ。飽きずに注意深くやれるようですよ。
3)色紙にのりをつけて大まかにはっていく
・・・のりに色紙をつけるとくっついてしまい手も色紙もべとべとに。ヘラを使うか細いスティックのりにしましょう。
4)細かな部分を埋める
折り紙を小さくちぎって埋めていきましょう。
卵の殻で作る時は、初めに殻を洗って乾かして色を塗ってから始めます。
●ひものれん
タコ糸に飾り付けをしてひものれんを作ります。
出来上がり
幅60cm長さ80cm(好みで調整して下さい)
作り方1)テーマを決める
初めにどんなのれんにするかテーマを決めるときれいに作れます。
・・・海の雰囲気にする、かわいくする、何でもくっつけてみる、カラフルにする、涼しい色合いにする…
2)飾りに使うものを用意してはりつける
ビーズ、おはじき、フェルト、ひも、リリアンなどを接着剤ではりつけます。
・・・フェルトはハート、花、星、魚などテーマにあわせて好きな形に切りましょう。
3)タコ糸を棒にくくりつけて接着剤でとめる。
✔注意!
からみやすいです。ひもの間隔を開けたり飾りを小さめにするなど工夫なさって下さいね。
学校に持って行く時は箱に入れて棒を箱にくくりつけるなどしてあげましょう。
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●折り紙図鑑
折り紙はまだ難しいですが作れるものもあります。
お子さんが作りたがったら一緒に付き合ってあげましょう。折り紙の本を参考に。
図鑑にする
夏の野菜、花などを作って画用紙にはって冊子にしましょう。その物の名前を書くだけでOKです。
まだ自分にできるかできないかがわからない年頃。
いきなりカブトムシに挑戦して泣いてしまったり^^
簡単な折り紙で自信をつけましょう。
森の昆虫
1年生は昆虫の折り紙は難しいです。絵を描いていくといいですね。
模造紙でも画用紙でも。
とても簡単
●絵
ただ絵でを描くだけもいいですよ。絵1枚で市や県で優秀作品に選ばれることもあります。
海に行った思い出や好きな動物の絵でも。
●マジック・ブック
絵の好きなお子さんなら、8枚位絵を描いてマジック・ブックにしてしまいましょう。
めくる場所によっって絵が描かれた絵本になったり真っ白のノートになってしまうマジックブック。*実際にページをめくる画像はこちら
ディズニーのマジックブックが有名ですが、簡単なものは手作りできます。
作り方は道東科学支援ネットワークで。
・・・ページの右下を持ってめくると絵が描いてあるのに右上を持ってめくると真っ白になります。
サイズ
:八つ切り画用紙の半分(B5サイズ)くらいに小さく横長に。
初めに画用紙を切る
:切る場所には線を引いてあげましょう。
絵
:ばらばらの絵でもいいですし、1枚に1つずつ違う種類の虫や花を描いたり、家族をひとりずつ描くのもいいですね。
左側をとじる
:ホチキスやリボンでしっかりとめましょう。
まとめは必要ありません。見る人にはめくって楽しんでもらえばいいですから^^
まとめが必要
●料理
お料理はいいですよね。おいしいし楽しいし。
でも作品を提出できないので、まとめを作らなければなりません。
「フルーツクッキー」*完成写真をはる
1作ろうと思ったわけ
お父さんの誕生日だったのでお祝いに作った。
卵…グラム 砂糖 バター 小麦粉 アーモンドプードル ドライフルーツ
1)バターを溶かす
2)バター・砂糖・卵・アーモンドプードルをまぜる…
*作っている途中の写真
お父さんがとても喜んでくれました。みんなおいしいと言ってくれて嬉しかったです。
こんどは敬老の日におじいちゃんとおばあちゃんに作ってあげます。
感想はお子さんの言葉で素直に自由に!
工作にまとめをつけるなら
まとめをつけなくてもぜんぜんOKです。1年生は宿題をやることに意義があります。
でもつけるなら模造紙にこんな感じでどうぞ。
工作のまとめ方
「◯◯◯(作品の名前)」
1)作ろうと思ったきっかけ
2)材料
3)手順:作った順番を書き作っている写真をはる。気をつける点を書き込む。
4)感想
○○が難しかった。今度は○○を作ってみたい
…最後に一歩先のこと、将来への希望や抱負を書き加えましょう。
具体的な例は、料理のまとめをご参考に。
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おわりに
工作は簡単なものを選んでも、子どもにとってはそれなりに大変。
前もって準備をしておいて、できるだけ1日で終わらせてしまいたいですね。飽きないうちに一気にやって「やったね!」と親子でバンザイなさって下さい。
1年生らしく見て楽しい作品ができますように!