蝉の種類と鳴く順番!ハルゼミから秋のチッチゼミまで

夏になるとふと気がつく蝉の声。

どんな蝉がいつ頃から鳴き出すのでしょうか。ヒグラシはもの悲しい声だから夏の終わりかな?

あの暑い盛りに街路樹でわんわん鳴くのは、なんという名前の蝉なんでしょう。

 

子どもたちが虫好きになる夏。セミの鳴き声に気づいて、蝉の死骸を拾うこともありますね。

鳴いている時期と写真、鳴き声から蝉の名前を教えてあげましょう。

 

ここでは季節ごとに鳴くセミの種類と順番をご紹介します。

蝉の種類となく時期

 

*鳴く時期は気象台の生物季節観測を参考にしています。

スポンサーリンク

1春から鳴く蝉

イワサキクサゼミ 3月~7月

沖縄地方にだけ生息。さとうきび畑などで鳴きます。

体長1.2cm~1.7cm。指先くらいの大きさで日本一小さい蝉です。

鳴き声と映像はこちらで。

*2019年 石垣島で3月27日、宮古島で3月28日、初鳴きが観測されました。

 

ハルゼミ:4月末~6月

By self (Own work) [GFDL or CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

【地域】本州・四国・九州
【場所】松林
【サイズ】2.3cm~3.2cm
【鳴き声】ギー ギー ギー*こちらで
【鳴く時間】昼間明るい時
【特徴】全身が黒褐色。

松林の外に出ることはありません。松林が減少し、多くの自治体で絶滅危惧種になっています。

2019年初鳴き
5/2高知、5/4岡山、5/5奈良

 

ヒメハルゼミ:6月下旬~8月下旬

ヒメハルゼミ

【地域】関東から西日本
【場所】シイ・カシなどの照葉樹林
【サイズ】2.1cm~2.8cm
【鳴き声】ギーオ ギーオ ギーオ ギーオ ギー*こちらで
【鳴く時間】夕方

「姫」ハルゼミなのは、ハルゼミより小型で色白だからでしょうか。鳴き声がかわいいからではありません。(ぜひ1度聞いて見てください^^)

 

2夏に鳴く蝉

鳴く時期の順番

鳴き声ピークの時期(目安)

7月
中旬
ニイニイゼミ
下旬  ↓クマゼミヒグラシ
8月
上旬
アブラゼミ ↓  ミンミンゼミ ↓
中旬  ↓      ↓ ↓ ツクツクボウシ
下旬     
9月
上旬
     
9月中旬以降チッチゼミ

*地域や高度によって違いがあります。

 

以下の「初鳴き」日は平年値です。各地の気象台が観測しています。

ニイニイゼミ:7月上旬~8月

【時期】ピークは7月下旬
【地域】全国
【場所】明るい雑木林など平地
【サイズ】2cm~2.4cm(羽除く)【鳴き声】チー ジー*こちらで
【鳴く時間】1日中

背中のオレンジ色のWが目印。*地域によって、少しデザインが変わります。

・・・鳴き声は「にー」とも聞こえます。ニイニイの名は鳴き声からではないかと言われています。

 ニイニイゼミの初鳴き(平年)

松江7/5 神戸7/8 新潟7/11 名古屋・大阪7/12 仙台7/13 横浜7/14

2018年最速は!
横浜6/18 平年より26日早かった

2019年初鳴き
6/24高知、奈良 6/28広島、7/3仙台

ヒグラシ:7月上旬~9月中旬

By Alpsdake (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

【地域】全国
【場所】平地~山地。どこでも。
【サイズ】2.1cm~3.8cm(羽除く)
【鳴き声】カナカナカナ*こちらで
【鳴く時間】日の出前、日の入り頃、くもりの日など、薄明るい時

夕暮れ時に鳴くので「日を暮れさせる」ヒグラシの名前がつきました。もう遊んでないで帰らなきゃ、と物悲しくなるきれいな鳴き声です。
「蜩」は秋の季語。

ヒグラシの初鳴き(平年)
福岡7/8 松江7/9 仙台7/15 埼玉7/23 東京7月下旬 横浜:7/23 新潟・京都7/27、神戸7/29、熊本7/31

2018年1番乗り!
鳥取7/4
2019年は?

 

アブラゼミ:7月上旬~9月上旬

By KENPEI (KENPEI’s photo) [GFDL, CC-BY-SA-3.0 or CC BY-SA 2.1 jp], via Wikimedia Commons

【時期】ピークは8月上・中旬
【地域】全国
【場所】平地、山、都市の公園、果樹園
【サイズ】5.6cm~6.0cm(羽除く)
【鳴き声】ジージージー(ジリジリジリ) ジー*こちらで
【鳴く時間】日が傾く頃から日没後、薄明るい頃まで

ジリジリジリという鳴き声が、油で揚げるような音なので「油蝉」と名付けられました。

アブラゼミの初鳴き(平年)アブラゼミは気象庁の生物季節観測対象。全国の気象台で観測します。

福岡7/8 名古屋7/13 大阪・松江7/16 仙台7/20 埼玉7/21 東京7月下旬 横浜7/25 札幌7/28

2018年1番乗り!
宮崎6/28 平年より11日早い
*大阪7/10 名古屋7/11
2019年1番乗りは?
宮崎6/25
*福岡7/2

 

クマゼミ:7月上旬~9月上旬

【時期】ピークは7月下旬~8月上旬
【地域】西日本、東海、関東南部
【場所】平地、低い山、都市の公園、街路樹
【サイズ】6cm~7cm
【鳴き声】ジー シャンシャンシャンシャン ジー*こちらで
【鳴く時間】日の出~正午

クマゼミは日本特産。でも南方系なので、日本海側には生息しません。*横浜でも鳴いたという報告があります。温暖化で北へ?

大阪は、皇居などをかかえる東京に比べると、緑が少なめです。そのため、土が固くなって、アブラゼミの幼虫は住めなくなり、クマゼミがふえました。

今、大阪市夏の蝉の90%以上がクマゼミです。

クマゼミの初鳴き(平年)
:大阪:7/8

2018年1番乗り!
高知  7/1
*大阪7/2 和歌山7/3 奈良7/8
2019年
大阪 7/1

ミンミンゼミ:7月下旬~9月上旬

By Alpsdake (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

【地域】全国
【場所】傾斜のある森や林、都市の公園、街路樹
【サイズ】3.3cm~3.6cm
【鳴き声】ミーンミンミンミンミー*こちらで
【鳴く時間】午前中

黒と緑の美しい模様。北の方ほど、黒い部分が多くなります。

涼しいところを好むので、都市部では東京23区、横浜などに多く、名古屋市、大阪市、福岡市にはあまりいません。・・・九州では山で鳴きます。

ミンミンゼミの初鳴き(平年)
横浜・松江7/24 埼玉7/26 東京7月下旬 仙台8/1

2018年1番乗り!
熊谷7/9
2019年は?
高知7/15 仙台7/17

 

ツクツクボウシ:8月上旬~9月中旬

By KENPEI (KENPEI’s photo) [GFDL, CC-BY-SA-3.0 or CC BY-SA 2.1 jp], via Wikimedia Commons

【地域】全国
【場所】森や林。平地にも山にも。
【サイズ】2.2cm~3cm(羽除く)
【鳴き声】ジー・・ツクツクボーシツクツクボーシ・・ゥイヨーゥイヨー・・ジー*こちらで
【鳴く時間】昼過ぎ~日没後

【鳴き声】バリエーション

・「オーシーツクツク、オーシーツクツク」…ツクツクボーシの切れ目が違う

・最後の方の「ゥイヨー」の部分が、「どーでもいーよー」とか、「もーいーよー」とか、「ココにいや~す、ココにいや~す」とかw

スポンサーリンク
ツクツクボウシの初鳴き(平年)
埼玉8/6 松江8/10 横浜8/12 名古屋8/13 新潟8/15

2018年1番乗り!
広島 7/16
2019年は?
広島・岡山7/16

 

エゾゼミ:7月中旬~9月中旬

エゾゼミは手の上でも鳴き続けますね~
【地域】北海道。東北の平地。本州中部以西では500m~1000mの山で。
【場所】薄暗い雑木林
【サイズ】4cm~4.6cm
【鳴く時間】晴れた午前中

目が赤くて黒・黄・赤の鮮やかなセミ。長野県など標高の高い地域でよく見られます。

3秋まで鳴く蝉

チッチゼミ:7月末~10月中旬

秋のセミ、チッチゼミ
【地域】本州・四国・北海道南部
【場所】松林。下にツツジがある里山。
【サイズ】2.5cm~3cm(羽除く)
【鳴き声】チッチッチッチッ
【鳴く時間】1日中

9月以降には、セミではなく、秋の虫の仲間と思われることも。

 

終わりに

蝉は海外でも鳴いています。でも、蝉に季節を感じるのは日本だけのようです。

外国ではセミの声は騒音としか思われないので、日本映画が海外で上映されるとき、蝉の声が入っていたら消してしまうそうです。

残念ですね。お元気でお過ごしください。

タイトルとURLをコピーしました