京の都を守護する地主社でもある、北野天満宮。梅が好きだった道真にちなんで、天神さんの神文は梅の花です。
早咲きの梅は1月中旬には咲き始め、梅苑「花の庭」も1月28日には開苑。
今年2022年は、昨年のような暖冬ではありません。梅の見頃も平年並みでしょうか。
ここでは北野天満宮の
・梅の見頃と開花状況
・梅苑「花の庭」公開、ライトアップ
・「梅花祭」の内容や混雑
についてご紹介します。
1梅の見頃と開花状況
北野天満宮には、白梅・紅梅・しだれ梅と50種類の梅の木約1500本が植えられています。
1)開花と見頃
1月中旬から、寒紅など早咲きの梅を楽しむことができます。
早咲きの梅
開花:1月初め
見頃:1月下旬~2月上旬
↓早咲きの寒紅梅
白加賀などふつうの梅(中咲き)が咲き始めるのは、2月に入ってから。
開花:2月上旬~中旬
見頃:2月下旬~3月中旬
↓2月から咲く白加賀
昨年は暖冬で、梅の開花も進み、3月中旬に入る頃には見頃を過ぎ、梅苑は3月14日で閉苑されました。
今年2022年は、2月25日頃まで気温は「平年より低い」、その後「平年より高い」予想です。
2月25日頃から、京都は最高気温が平年より上がる予想なので、一気に開花が進みそうですね。・2週間気温予報 気象庁
見頃は、2月終わり頃から?
2)現在の開花状況
2月20日 咲き始め。
2梅苑「花の庭」公開、ライトアップ
1)梅苑「花の庭」の公開スケジュール
公開、閉苑の時期は、毎年、梅の開花のようすをみながら、宮司さんが判断されます。
梅苑「花の庭」
公開時期
:1月28日(金)~3月下旬
時間
:9時~16時
*受付終了15時40分
✔北野天満宮の境内に入れるのは、開門の6時30分~閉門の17時まで。
2)入苑料
梅苑「花の庭」の入苑料は、茶店での梅茶とお菓子付きです。
:大人1000円(中学生以上)
:子ども500円
茶店でいただけるのは、梅茶「香梅煎」と麩菓子「菅公梅」。
「菅公梅」は麸で作ったおせんべい。サクサク上品な薄味です。ほかに有料で「酒まんじゅう」なども食べられます。
3)梅苑「花の庭」ライトアップ
キャンドルの灯りに浮かび上がる、妖しく凛とした梅の中をそぞろ歩き。
梅苑「花の庭」のライトアップは、見頃を迎える2月25日、梅花祭の夜以降3月13日までの金・土・日曜。
梅苑「花の庭」ライトアップ
:2月25日(金)~3月13日(日)の金土日のみ
2月は、25・26・27日。
3月は、4・5・6日と11・12・13日
時間
:日没~20時
*受付終了19時40分。20時閉苑。
✔梅苑「花の庭」だけでなく、境内もライトアップされるのは2月25日(金)「梅花祭」の夜です。
4)かわいいおみくじ、お守り
天満宮に参拝したら、やっぱりおみくじを引いて、お守りもいただきたいですね。
-福みくじ:おすすめ
かわいい、コロンとした焼き物のおみくじ。触った感じもあたたかいです。
自分の干支を引くものですが、かわいいのがほかにあったら、それでも。
おみくじの内容にかかわらず、幸せになれそうです。
-縁結守:控えめでかわいい
北野天満宮のお守りは、上品なものが多いですが、この縁結守も、若草色をベースに、梅にうぐいすの絵がやさしくかわいらしい。
目にするたびに、やさしい気持ちになります。
人を受け入れる雰囲気になって、ほんとうに良い縁を結びそうです。
3梅花祭(ばいかさい)
梅花祭(ばいかさい)は、北野天満宮の祭神、菅原道真公の祥月命日、亡くなったその日2月25日に行われる祭典です。
1)日程とスケジュール
2月25日(金)
10時~11時
本殿
10時~14時
紅梅殿前「船出の庭」特設会場
:日没~21時まで
:6時頃~21時
梅花祭の行事
1)祭典
道真公を偲ぶ「梅花祭」の祭典は、本殿で午前10時から1時間ほど。
祭壇には、四斗のごはんをてんこ盛りにした「大飯」「小飯」や、梅の小枝をさした紙の筒「紙立(こうだて)」が供えられます。
この「紙立」には玄米が入っていて、祭典が終わったら「厄除け玄米」としてお守りなどの授与所で、100円で授与されます。
神さまにお供えしたものには、神さまのパワーが宿るとされます。厄除け玄米をごはんと一緒に炊いて食べると、災厄を免れるそうですよ。
2)野点大茶湯
野点大茶湯(のだておおちゃのゆ)では、上七軒の芸妓さん、舞妓さんが接待してくれます。
お抹茶とおまんじゅうと干菓子をいただけます。
参加には、野点拝服券が必要です。
野点大茶湯
期日
:2/25 10時~14時*雨天決行
会場
:紅梅殿前「船出の庭」特設会場
初穂料(拝服券+宝物殿拝観券+撤饌引換券)
:2千円
拝服券をいただくには
:文道会館の窓口で頒布。先着順。
野点拝服券は、例年は3千人分ですが、今年はコロナ対策のため制限されます。
*梅花祭が土・日にあたると、当日券は午前中には無くなります。
3)ライトアップ・屋台
境内はライトアップされ、夜の9時まで自由に参拝できます。
例年は、屋台も、ふつうの25日の縁日より力が入っていて、たくさんたくさん出ます。
混雑は?
例年は、年に1度の行事、やはり混雑します。
天満宮に着くまでも大変。バスもぎゅうぎゅうで、渋滞します。バスの昇降にも時間がかかります。
それでも一番楽にアクセスできるのは、バスです。座っていけたらいいですね。
その他:節分祭、曲水の宴
-1節分祭と追儺式
2月3日の節分には、厄をはらって新しい春、立春を迎えるための節分祭、追儺式(ついなしき)が行われます。
例年は、午後1時から北野追儺狂言が奉納され、上七軒の芸妓さん、舞妓さんによる舞踊。
豆まきは、その後。午後2時ころには終了です。
-2 曲水の宴
3月5日(土)は、午後1時から2時まで、紅梅殿「船出の庭」で「曲水の宴」が開催されます。
雨天決行です。
*コロナの感染状況などによって、中止される場合があります。
・北野天満宮
・社務所 075-461-0005
まとめ
北野天満宮の梅苑「花の庭」の公開は、1月28日(金)から。
ライトアップは、2月25日(金)~3月13日(日)の、金・土・日です。
梅花祭は2月25日(金)。この日は、境内がライトアップされて、例年は屋台もいっぱいです。
見頃は、2月下旬~3月中旬。
コロナもおさまって、よい梅見になりますように。