初めての夏休みの自由研究。人気の10円玉をピカピカにする実験はいかがですか?
小学1年生でもできる簡単な実験で、実験そのものの所要時間は30分くらい。
まとめも難しくありません。
いろいろな食物で10円玉がピカピカになっていくのは魔法のようで、大人も楽しくつきあうことができます。
でも、人気があり過ぎでみんなといっしょかも?
大丈夫。
ピカピカ実験は、10円玉をつける食べ物の選び方によって、また時間によっても違う結果が出ます。
おまけにカタバミの葉っぱも使えたら、さらに差別化できますよ。
まとめの感想にもそれぞれの個性が出ますから、ほかの子と同じテーマでも大丈夫。夏休みの作品の展示では、違いを楽しめるかもしれません。
では、小学1年生向けの「10円玉ピカピカ実験」のやり方とまとめ方をご紹介します。
1年生の「10円玉ピカピカ実験」
10円玉をしょうややケチャップ・などにつけて、何に入れるとピカピカになるのか観察します。
実験のまとめイメージ
「10円玉をぴかぴかにする実験」
実験したこと
10円玉をいろいろな食べ物につけてぴかぴかになるか実験した
お母さんがケチャップでピカピカになると言ったのでやってみた
8月3日
実験のやりかた
(写真)たまごのパックにケチャップなどを入れて、10円玉を入れた
実験に使ったもの
:みそ・しょうゆ・洗剤・歯磨き・ケチャップ・酢・レモン汁・砂糖水・梅干し・ヨーグルト
1番(10円玉の写真)梅干し
2番(写真)ケチャップ
3番(写真)みそ
…梅干しはすぐピカピカになった。次にはみそが一番ぴかぴかになった。
![10円玉](https://hanasjoho.com/wp-content/uploads/2016/06/3042aea27fa29fc448081dfed8c347ad-298x300.jpg)
ケチャップやみそでピカピカになったのでびっくりした。
お父さんとお母さんの10円玉を全部ぴかぴかにしてあげた。
*感想は、一歩進んでやったことや、いつかやりたいことを付け加えるとぐっと良くなります。
実験のしかた
用意するもの
・たまごのパック
・10円玉10個
・10種類の調味料など
・・・砂糖水・塩水・レモン汁・しょうゆ・マヨネーズ・ウスターソース・ケチャップ・タバスコ・スポーツドリンク・梅干し(梅肉)・ヨーグルト・コーラ…
*酸っぱいもの・塩辛いものを必ず入れましょう。酢と塩分が一緒に含まれているとピカピカになります。
やり方
2)それそれの穴に調味料などを入れる
3)10円玉をのせる
*みそや梅肉の中に10円玉を沈めてしまわないようにしましょう。
・・・みそ・梅肉に接した片面だけがきれいになって、もとのままの片面と比べて写真を取ることができます。
▼10円玉実験が楽しくわかるYouTubeサイト
おみその威力はすごいですね。
実は梅干しは、すぐにピカピカになります。つけすぎると良くないようです。
所要時間は30分くらい
実験は30分くらいで終了です。
・・・きれいになるべきものは30分後にはきれいになっています。(ピカピカとまではいきませんが)
どれが一番はやくきれいになるかチェックなさるなら、時々10円玉を取り出してみましょう。
・・・1分後、3分後、10分後、30分後など。
*梅干しは1分くらいで、みそも3分頃には明るい色になってきます。
まとめ方
まとめ方
「◯◯の実験」
1)目的・調べようと思ったきっかけ
2)方法:用意したものなど
3)結果:絵、写真、一言感想
4)感想:本人の素朴な気持ちを
1まとめをイメージしてから実験
お父さま・お母さまは、初めにまとめの出来上がりをイメージしておきましょう。
初めにこれをここに書いて..と考えておくと、子どもと一緒にどんどん(子どもなりに^^)まとめを書いていけます。
2模造紙がまとめやすい
画用紙では小さすぎるので模造紙に。
*模造紙に直接書くと、消しゴムで消して破いてしまったりします。ほかの紙に書いて、それをはりつけるといいですね。
3結果が予想や常識と違ったら
食べ物の成分や汚れの性質の違いで、時には一般に言われている通りの結果が出ないことがあります。
でもそれも実験。
やり直しの必要はありません。小さな科学者を尊重して、ありのままを書きましょう。
10円玉がピカピカになる理由
10円玉は95%が銅でできています。銅は酸素にふれて酸化し酸化銅に。10円玉が暗い茶色なのはこの酸化銅のせいです。
酸化銅は酸にふれると水に溶けてしまい、その下から酸化していないきれいな明るい銅が顔を出します。その働きがアップするのが塩(塩素イオン)です。
だから、酸があって塩分を含むものが10円玉をピカピカにします。
:塩分と乳酸・アミノ酸などの酸を含んでいます。
*ヨーグルト
:あまりきれいにならないこともあります。無糖より加糖の方が塩分多めなので加糖で実験なさってみてください。
✓追加実験:カタバミの葉っぱでこする
道端でよく見かける植物のカタバミの葉っぱでこすると、10円玉がピカピカになります。
カタバミの葉っぱにはシュウ酸が含まれているから。
おまけで報告すると、ほかの子の10円玉ピカピカ実験とちょっと違うものになります^^
終わりに
実験が終わったら、感動が薄れないうちに、まとめはすぐに一気に仕上げてしまいましょう。
お子さんと一緒に楽しい実験になりますように。
お金がピカピカって気持ちいいですね!