節分「豆まき」の伝統!まく順番と家族の役割分担
2016/06/24
節分に、邪気を払うとされる豆まき。
まく順番や役割分担など伝統的なルールがあるのでしょうか。
Sponsored Links
まく場所の順番
- 一番奥の部屋から玄関の方へ
- 玄関から追い出して終わり
- 豆まき係:家長(父)または年男・年女
- 閉めきり係:誰でも
- 鬼係:なくてもよい(鬼のいない豆まきも是非)
1まく場所の順番
まず、すべての戸や窓を開けておき、奥の部屋から鬼を外に追い出していきます。追い出したらすぐに窓を閉め次の部屋へ。
最後に、玄関まで終わった時には、すべての外へ向かう窓や扉は閉められています。部屋から廊下へ出る扉は開けておいて構いません。
■まく場所の順番■
はじめに
すべての窓、戸、玄関を開けておく順番
- 一番奥の部屋から
- 窓に向かって「鬼は外」と豆をまく
- 閉めきり係はすぐ窓を閉める
- 「福は内」と豆をまく
- 玄関の方へと部屋を進んでまいていく
- 最後に玄関から外に豆をまいて玄関を閉める
◎マンションでは
ベランダのない窓からはまけませんね。下に人がいたり車があると危ないです。そんな部屋は、床に向かって、思い切り豆を投げつけましょう。迫力に負けて鬼が逃げていきます。
役割分担
1)豆まき係
家長か年男(現代では年女も)が豆をまきます。家長(世帯主)
豆まきの原型:追儺式(ついなしき)を主催したのは天皇や親王。そこで、家庭でも家長が豆で鬼を払うことになりました。年男
2017年なら、酉(とり)年生まれの年男。その年の干支生まれは吉運、とする考え方があり、鬼を追う力があると考えたようです。
現代では、年男・年女ともに、豆まき係をやって家族に幸運を招きます。
2)閉め切り係
豆をまいて鬼を追い払ったら、戻ってこれないように素早く窓をしめていきます。大人や、落ち着いたお兄ちゃん・お姉ちゃんがいいのですが、小さい子も面白がってやりたがるかもしれませんね。
3)鬼の係
-1鬼役はいてもいなくてもいい
伝統的に、豆まきに鬼役はいません。鬼は季節の変わり目に生まれる邪気なので、形がないんですね。
-2鬼役をするなら大人が
鬼役は豆を投げつけられる損な役回り。子どもには耐えられないでしょう^^大人がやるしかありません。鬼役になったら、つよ~い鬼のパフォーマンスをしてあげましょう。
・・・京都吉田神社、廬山寺などの鬼たちは、初めに雄叫びをあげ金棒を振り回して強さを誇示します。
鬼役は、やられる時も派手にやられて下さい(お疲れさまです)^^
子どもは強い怖いものをやっつけて安心し、気持ちが晴ればれします。
-3「鬼がいない豆まき」も経験させよう
お子さんが小さい家庭では、鬼役がいたほうが楽しいです。でも、誰もいない夜の窓に向かって豆を投げる、という経験も、少し大きくなったらさせて上げてくださいね。
・・・ちょっとこわい、よくわからないものを追い払うという体験は、お子さんが、こわいことに打ち勝つという疑似体験になります。
将来の勇気や忍耐力、安定した精神にもつながります。
豆まきの時間と準備
1)時間は夜
邪気が生じるのは夜です。でも神社や寺の節分会も昼に行われたりしますから、お家の都合のよいときで構いません。夜のほうが雰囲気はありますね。
2)準備
1福豆
豆は炒り豆。神棚など高いところ(本棚でも)にしばらく供えましょう。神さまの気が入るって福豆になります。2鬼の面・金棒
鬼役になる人がいるようなら、用意しましょう。金棒は新聞紙をグシャグシャに巻いて作ります。そのまま巻くととても硬くなるのでぐしゃぐしゃにしておきます。
後記
節分の日は、小さい子ほどパパやママに豆を投げて楽しみます。年齢が上がると乗ってこなくなりますね。
その時は、豆まき係をお願いしましょう。各部屋に豆をまいて災厄を追い払ってもらいます。家族のために何かしらいいことをした気分になれます。
もっと大きくなって嫌がられたら、大人がまきましょう^^
Sponsored Links