お見舞いのお返しのマナー!のしは「快気祝い」「お礼」?相場や時期は?

2週間ほど入院し、お見舞いをいただきました。

開腹手術で退院後まだ自宅療養中。お見舞いのお返しはどうしたらいいんでしょう。

 

ここでは、お見舞いのお返しのマナーについて

・のし、表書き
・お返しの時期
・金額の相場、品物

などを

全快か、治療が続くかに分けて、また親族か会社かなど、お返しする相手によってご紹介します。

 

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のしと表書き

のし紙は慶事用を使います。表書きは「快気祝い」「御見舞い御礼」を基本に使い分けます。

-1のし紙

紅白の結びきりを使います。

正式には、完治かどうかで「のし」(正式名はのしあわび)つきにするかどうか区別します。*お店(地域)によっては区別しないこともあります。

快気祝(完治)
:のし(=のしあわび)つき御見舞御礼(療養がつづく)
:のしなし。紅白の結びきりだけ

 

↓完治「快気祝」。右上にのし(のしあわび)。

↓療養つづく「御見舞御礼」

 

この水引「結びきり」は、結び目がほどけません。

そこで一度きりであってほしいお祝い事に使います。病気やけがなんて決してくりかえしたくはないですね。*結婚祝いも結びきり

 

水引の上に表書きを、下には病気やけがをした本人の名前を書きます。

 

-2表書き

病気やけがが完全に治ったのか、これからも治療継続か、不幸にも亡くなってしまったのかで表書きは変わります。

基本

治った(完治)
「快気祝」
これからも治療継続
「御見舞御礼」
亡くなった
「御見舞御礼」

1)治った(完治)とき

快気祝(かいきいわい)

「快気」とは

病気やけががすっかりなおることー広辞苑ー

「病気がよくなる」ことです。

2)治療・療養がつづくとき

基本:御見舞御礼

一般に治らないとされる病気(糖尿病、がんなど)だと、退院しても「快気祝」は使いません。

また、自宅療養で職場復帰にはまだ間があるとき、高齢の親がリハビリのための施設へ転院するときなどには「御見舞御礼」を使います。

*管理人も手術後しばらく療養したので「御見舞御礼」を使いました。

 

✔「快気内祝」も可。でもわかりにくいかも

治療・療養がつづくときに「快気内祝(かいきうちいわい)」とする方法もあります。

ただ、この意味をよく知っている方は少ないかもしれません。

「内祝」は現在「お返し」の意味で使われていますね。そこで「快気=病気がすっかりよくなった」お返しという印象を与えてしまう可能性もあります。*「内祝」は、もともとは身近な人に配るときに使う言葉。

 

御見舞御礼」の方が、

『快気じゃないんだ。まだ療養でお休みするのね』
『これからも治療が続くのか。これまでみたいには飲みに誘えないな』

と正しいメッセージが伝わりやすいでしょう。

 

 

3)亡くなったとき

・香典返しに含める
・御見舞御礼を送る

お見舞のお返しをする間もなく亡くなってしまったとき、またお返しの機会をもてないまま亡くなってしまったときには、四十九日を過ぎてからお礼をします。

-香典返しに含める

お見舞を下さった方が葬儀にも参列されたら、お見舞のお礼の額を含めた額の香典返しをおくります。

その際は

「入院中は忙しいなかお見舞いいただき、どうも有難うございました。故人も大変喜んでおりました。」

といった言葉やメッセージをそえましょう。

「御見舞御礼」も込みであることが伝わります。

 

-御見舞御礼を送る

葬儀に参列されない方には、お礼の手紙をそえて、御見舞御礼の品を送りましょう。

お返しの時期

・退院のころ、床上げのころ
・仕事復帰のとき

 

1)退院から10日以内

快気祝い、御見舞御礼ともに、退院から10日くらいまでをめどにお礼状を出し品物を送ります。

・・・本人が体調万全でなかったら、礼状は家族が代筆。品物も家族が送付の手配をしてあげましょう。

もし退院時を逃してしまったら、療養が終わったころやある程度落ち着いたときを床上げ(とこあげ:長い病気が癒えて寝床を片付けること)と考えて、近況の報告もかねてお礼を送りましょう。

 

2)仕事に復帰するとき

職場の方からのお見舞いには、仕事に復帰する日にお返しを持っていきます。

自宅療養が数カ月になる場合は、いったん御見舞御礼の品を会社宛てに贈ります。

そして仕事に復帰する際には、長く迷惑をおかけしたという気持ちを込めてあらためて「御礼」の品を持っていきましょう。

 

✔療養がずっとつづくとき

療養がつづいたり完治しない病気、病院から施設に移るなどの場合は、退院から退院後10日ほどでお礼状を出し、「御見舞御礼」の品を送りましょう。

家族が代筆、配送の手配をします。

 

3)亡くなったとき

四十九日が終わってから、香典返しに含めるか、お礼の品物を送ります。

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金額と品物

お返しは現金ではなく、品物や商品券などにします。

-1金額の相場

・見舞いの品の3分の1~半額
・2000円~5000円程度

いただいたお見舞いの3分の1から半額(半返し)が相場です。

金額がはっきりしない場合や手作りの品をいただいた場合は、2000円から5000円程度を相場と考えましょう。

✔例外は

・会社からのお見舞い
・社長個人からのお見舞い

のとき。

会社からいただくお見舞いにお返しは必要ありません。*規定で入院見舞金の額が決まっていることもあります。

また、家族的な会社で社長が特にお見舞いを包んでくれたとき、一般の半返し~3分の1返しよりもっと少ない割合のお返しで構いません。*10万円いただいて2万円分お返しなど。

親心としてありがたくいただいておきましょう。

 

✔親・兄弟からのお見舞い:家風に従う

親子や兄弟で、お見舞いのお返しはしない、と決めていたらそれに従いましょう。

でも、義理の両親からなら?また兄弟でも、それぞれの婚家の風習も違うでしょうし、迷いますね。私も甥からのお見舞いでは、甥の奥さんの気持ちが気になりました。

 

ただ、お見舞いのお返しをするということは、相手方にとっては、自分が病気になった時にはお見舞いのお返しをしなければならない、ということを意味します。

*冠婚葬祭のおつきあいノートをつけて管理している方も多いと思います。

新たに負担をかけるのは嫌ですね。実家の考え、婚家の考え、結婚した兄弟姉妹の婚家の考えなどに従いましょう。

でもやっぱり気になったら、お見舞い返しとしてではなく、おみやげやお裾分けの形で何かお渡ししてもいいですね。

-2品物は何がいい?

1)定番:消耗品

・流れるもの
・後に残らないもの

病気やけがが後に残らないようにとの願いから、定番は消耗品です。

「きれいに流れる」洗剤や入浴剤の詰め合わせ。食べて終わるお菓子、飲み物など。

2)避けたいもの

・商品券、ギフトカード

商品券は、親しい親族、特に親しい方以外には失礼にあたることもあります。

・・・お見舞いのお金は「病気でお金が必要でしょう、使ってくださいね」という気持ちでいただいたもの。

お金にあたる商品券でお返しするより、「おかげさまで良くなりました。どうも有難うございました」という気持ちでお礼状と品物をさしあげましょう。

✔高額なお返しなら

・カタログギフト

特に高額なお見舞い金をいただいたら、お返しの額も高額になりますね。

お取り寄せなどおいしいものをと思っても、相手の好みに合うかどうか。グルメカタログギフトなどが失敗が少ないでしょう。

 

3)職場一同からのお見舞いには

・お菓子の詰め合わせなど

お見舞いをいただいた全員にいきわたるように、個包装のお菓子・飲み物にしましょう。

1人千円なら300円~500円のお返し

 

終わりに

入院すると人との絆にあらためて気づかされます。

何かと不安になりますし、術後は退屈。お見舞いに来てくれた、というだけで嬉しく気が晴れ、感謝です。

ぜひお礼をしたくなります。

 

ただ、今は入院期間が短いので、退院時には体調はまだ回復していません。自分でお礼の手配ができないときは、遠慮なく家族やお友達に手伝ってもらいましょう。

元気に職場復帰、また穏やかに療養ができますように。