河津川沿いに、たわわに咲く河津桜。早咲きで、2月には濃いピンクの花を咲かせ、春の始まりを感じさせてくれます。
今年「桜まつり」は、2月1日から開催されています。28日までの予定でしたが、開花状況から3月5日までに延長されました。
期間中は、毎日ライトアップされます。やっと早春らしくなりますね。
ここでは、2023年の
・桜まつり、ライトアップ、屋台など
・混雑の状況
についてご紹介します。
見頃と開花情報
1)開花と見頃
-1 開花
今年2023年は、平年並み~やや遅い開花ペースになっています。
:2月上旬
→2月13日に開花しました!
-2 見頃
一昨年は、平年より「かなり」暖かく、2月9日頃には見頃。2月24日頃には散り始めました。昨年は、寒い冬で桜並木の満開は3月2日過ぎまでつづきました。
今年2023年、気象庁の1カ月予報(2/16)東日本では、2月25日~3月3日は平年より「高い」見込みです。
春めいたお花見ができそうですね。
:2月下旬~3月上旬
*伊豆農業研究センターの予想では、2月15日二分咲き、22日に七分咲き。
河津桜は花期が長く、それぞれの木の満開が2週間ほど続きます。
1週間ほどしか見頃のないソメイヨシノと違って、葉っぱが出てからも美しく、開花から1か月は咲いています。
例年は、葉が出始めるのは3月上旬から。3月中旬にはきれいな葉桜になります。
2)現在の開花状況
2月10日
:原木~二分咲き、桜並木~咲き始め、七瀧ループ橋近くは見頃へ。
2月17日
:原木~満開、桜並木~四分咲きくらい。まもなく見頃へ。七瀧ループ橋近く~見頃
2月21日
:桜並木も見頃になりました。
2月26日
:満開です。
桜まつり、ライトアップ、屋台など
1)河津桜まつり日程
2月1日(水)~3月5日(日)
*寒さで開花や見頃が遅れると、1週間ほど延長されることがあります。
2)見どころ
-1河津桜の原木
昭和30年に発見された河津桜。オオシマザクラとヒカンザクラの自然交配とされています。
・ヒカンザクラ(緋寒桜、別名:寒緋桜):1月~3月に咲く早咲きの桜。
・オオシマザクラ(大島桜):もともと伊豆地方に多い桜。
この二種が、いつの間にか交配して「河津桜」が生まれました。
河津桜の原木は、河津駅から1.3kmほど北。桜並木から行くことができます。
-2桜並木
河津川堤防沿いに、桜並木が両岸にあり、上流で橋を渡ってもどって来ると約3km。
川面には、菜の花の黄色と桜のピンクが写り、下流には海があります。
-3桜のトンネル
上流には、桜のトンネルがあります。左右に桜の木があって、名付けられました。夜はライトアップされます。
3)ライトアップ
夜桜は幻想的。妖(あやかし)の桜、という言葉がぴったりです。
ライトアップの場所は
桜並木ライトアップ:2か所
・河津駅前の館橋から下流
・峰温泉 桜トンネル
名木のライトアップ
・今井浜・豊泉・役場・音蔵・上河原・涅槃
「かじやの桜」
:駐車場の東側にあり、特にライトアップはされません。
「七瀧ループ橋」
:ライトアップはありません。桜並木より早めに開花します。
場所は、公式サイトのパンフで、ご確認ください。
4)屋台がいっぱい
「さくら祭り」期間中、たくさんの屋台や露店が出ます。
観光会館内やもともとの商店、飲食店などを含めて、買い物などができるのは300店以上です。
屋台・露店の場所
・河津観光会館近くの桜並木通り
・河津駅周辺
・駅の近くの桜並木通り
・・・地場産品のほか、お肉に魚、甘酒にお団子、みそ田楽など。*稲取のつるし雛も売っていますよ。
5)イベントいろいろ
「さくら祭り」では、例年なら、いろいろなイベントがあります。今年2022年は、コロナを考慮して、イベントは少なめです。
ー1「お花見弁当」と温泉
踊り子温泉会館で「お花見弁当」をいただいて、温泉につかって…。
2/3~2/27
・予約は、利用日の5日前までに
・一人 5千円
お座敷を貸し切りで、温泉入浴付きですから、「日帰り温泉」のようなものですね。
ご両親とか、親しい仲間とかといっしょに、ちょっとぜいたくな、思い出に残るお花見になさってください。
・問合せ先は、河津町観光協会
0558-32-0290
・河津桜まつり イベントのご案内
-足湯もどうぞ
お花見の途中で、気軽に温泉を味わえる足湯もどうぞ。
川沿い
・さくらの足湯処(菜の花ロード近く)
・豊泉の足湯処(桜のトンネル近く)
・河津三郎の足湯処(館橋下流近く)
川から300mほど
・大噴湯公園の足湯処(峰温泉大噴湯公園)
お湯が吹きあがっているところ。お湯でゆで卵「大噴湯たまご」を作れます。
時間は、9時~16時。定休日やマップは、河津町観光協会 温泉でご確認ください。
-2「つきたて白餅」の配布
逆川みのりの会
「つきたて餅」の配布
2月 1日(水)10時30分~
2月12日(日)10時~
2月26日(日) 〃
場所:河津桜観光交流館 駐車場
この日この時間から、1日と12日は200食、26日は500食です。
✔混雑の状況
混雑する時期、時間
例年は、2月下旬の週末には大型バスも増えて、混雑しますが、コロナの感染状況によっては、少なめになるかもしれません。
早朝と夜のライトアップの時間帯は、空いています。
例年の混雑のようす
車なら河津町に着くまでは大変ですし、観光バスが押し寄せると、駐車場のあたりは人がわさわさ。電車で行けば、河津駅も、新宿駅のラッシュアワーなみの混雑に。
土・日には、並木道も人がいっぱいになって、初めは並んで歩く感じです。
それでも3kmにわたって両岸にある桜。先へ進むうちに、空いてきます。
川原や土手から川に降りる階段、小さな公園などでは座ってお弁当を食べることもできます。*人が多いときは、座って休みたい人も多く、ベンチでは、あまりゆっくりできません。
・公式サイト:河津桜まつり
・問合せ:河津町観光協会 tel:0558-32-0290
終わりに
いちばん初めに咲く河津桜。およそ150万人が訪れ、花見客数は全国第2位です。*1位は弘前城。
河畔なので、桜の植え替えができないそうで心配ですね。木の根元を荒らさないように、大切にお花見をしましょう。
ひさかたの春のお出かけをお楽しみください。