南禅寺の拝観時間と所要時間!さっと回って?三門・方丈体験で?
2016/11/07
禅宗の寺、京都五山の別格として最高位につく南禅寺。
でもあまり大きくなくて親しみやすいお寺です。三門や水路閣、方丈庭園や縁結びの松など魅力的なスポットもあり京都旅行では外せない所。
ここでは、南禅寺の見どころ別の所要時間の目安、さっと回った時とじっくり回った時の所要時間をご紹介します。
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1拝観時間
境内にはいつでも入れます。・・・早朝や夕方なら観光客も少なく、心静かに境内、水路閣などを回ることができます。
有料の三門・方丈庭園・南禅院は拝観時間が決まっています。
拝観時間(三門・方丈庭園・南禅院)
3月~11月
:8時40分~午後5時
(受付終了4時40分)
3月~11月
:8時40分~午後5時
(受付終了4時40分)
12月~2月
:8時40分~午後4時30分
(受付終了4時10分)
:8時40分~午後4時30分
(受付終了4時10分)
2所要時間の目安
見どころは三門、法堂、方丈、水路閣、南禅院。・三門に登らず庭園を見なければ40分くらいでささっとまわることができます。
・でも見どころを全部体験するなら1時間半~2時間は必要です。
1)見どころ別の所要時間
三門
:歌舞伎の中で大盗賊石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」といった山門。
2階建て高さ22m。周囲に回廊があって南禅寺全体をながめることができます。
*所要時間20分

方丈庭園
:枯山水「虎の子渡し」
:狩野永徳のふすま絵国宝。もとは御所の建物で南禅寺に下賜され移築されました。*時間が合えば抹茶(落雁つき500円)をいただけます。*所要時間:15分~30分(+抹茶で1時間ほど)
「虎の子渡し」の枯山水だけでなく他の庭にも風情があってしばし座ってみたくなるところです。:枯山水「虎の子渡し」
:狩野永徳のふすま絵国宝。もとは御所の建物で南禅寺に下賜され移築されました。*時間が合えば抹茶(落雁つき500円)をいただけます。*所要時間:15分~30分(+抹茶で1時間ほど)
・・・石や草の構図なのか美しい訴えかけるものがあります。お気に入りの場所や角度が見つかるかもしれません。
狩野探幽のふすま絵「群虎図」もぜひご覧ください。いろいろな虎の絵が面白いです。

↑これは違いますが、こんな絵。
水路閣
:琵琶湖疏水の水路橋*所要時間:10分
びわ湖の水を京都市内に流す水路。明治時代建設で赤いれんがのアーチが境内になじんでいます。:琵琶湖疏水の水路橋*所要時間:10分
今でも琵琶湖疏水は使われていて、見上げる水路閣の上の水路には水が流れています。

水路閣は大人気の撮影スポット。
そこで、どこで取ろうとしても他の人が写り込んでしまう^^ 境内はペットOKなので愛犬と一緒に撮影する人もいます。人が少ない早朝に行けたらいいですね。
法堂(はっとう)
:法要があったりお参りするところ
ここで線香をあげ手を合わせます。禅宗では線香を1本立てるので1本あげている人が多いです。

南禅院
:鎌倉時代の亀山上皇の離宮
:禅僧夢窓疎石の池泉回遊式庭園*所要時間:15分~30分
方丈庭園の枯山水とは趣が違う水や緑の多い池泉回遊式庭園。どちらも自然の姿を凝縮したもので日本庭園の代表的な庭園です。:鎌倉時代の亀山上皇の離宮
:禅僧夢窓疎石の池泉回遊式庭園*所要時間:15分~30分
方丈と同じく天皇(上皇)が住んでいたところ。

最勝院(高徳庵)
:塔頭(たっちゅう)
:縁結びの松*所要時間:5分
最勝院駒道智大僧正の徳をしのんで建てられた塔頭(庵)です。水路閣から山の方に進んだ奥にあってそこまでの道の緑や紅葉がきれいです。:塔頭(たっちゅう)
:縁結びの松*所要時間:5分
縁結びの松は、さるすべりの木の股に松の種が芽生えて育ったもの。さるすべり樹齢300年、松は100年です。

禅寺なので、恋人との縁に限らずあらゆるものの縁を尊ぶという感じでしょうか。
ゴツゴツした松とツルツルのさるすべりってとても違います。
・・・異なるものがご縁があって時間をかけて馴染む、でもそれぞれの本来の姿は失っていない。結婚や仕事、人生のご縁の理想かも?
↓サルもすべる「さるすべり」の木肌

2)コース所要時間
ささっと:40分
三門は通り抜け法堂にお参り。水路閣で写真を取って帰るだけならゆっくりまわっても40分です。見どころ体験:1時間半
三門に上り方丈庭園を見学したら1時間半。境内の移動にも時間がかかります。
また、禅宗のお寺なので、何となく座って庭を見たくなるかもしれません。抹茶の時間にぶつかったら味わってみたいですね。
ゆっくりできるなら2時間みておきましょう。
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3南禅寺基本情報
■基本情報■
■拝観料■
方丈庭園・三門(それぞれ)
一般500円 高校生400円 小中学生300円
南禅院
一般300円 高校生250円 小中学生150円
一般500円 高校生400円 小中学生300円
南禅院
一般300円 高校生250円 小中学生150円
*ほかは無料
■アクセス■
【電車】
・地下鉄東西線「蹴上」駅下車、地上に出てすぐの歩行者用トンネル「ねじりまんぽ」を抜けて徒歩10分
【バス】
・JR京都駅から市バス(5番 銀閣寺・岩倉行き)、「東天王町」または「南禅寺・永観堂道」下車、徒歩10分
*京都駅からのバス時刻表はこちら
【車】
・京都東インターより三条方面へ約6km
【駐車場】
・第一駐車場(付設:公式サイトで)
南禅寺中門の手前。2時間以内1000円、その後1時間毎に500円
・一般の駐車場はこちらで

▶関連:南禅寺の紅葉2016!見頃の時期とライトアップ情報
終わりに
南禅寺は全体に小さく感じますが、見どころや撮影スポットがたくさんあります。
所要時間の目安はさっと回るなら40分、三門や庭園を体験して1時間半から2時間くらい。
三門でスリルを、方丈でコミカルでちょっとこわい虎たちを、水路閣でロマンをお楽しみ下さい。
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