「啓蟄」とは!意味と風習、啓蟄の候?

今日は啓蟄(けいちつ)。

どんな意味なんでしょう。何か風習があるのでしょうか。



虫がはい出る季節(二十四節気)があるなら、虫が冬ごもりするのはなんて言うんでしょう。そしてそれはいつ頃?



ここでは

・啓蟄の意味・虫の意味
・啓蟄の風習
・「啓蟄の候」
についてご紹介します。



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啓蟄とは

啓蟄は、1年を太陽の高さで24の季節に分けた二十四節気の季節の一つです。

1)意味

冬ごもりをしていた虫が地上にはい出るー広辞苑ー

冬ごもりは冬眠のこと。

冬の間、多くの虫は冬眠しています。しかし、2月終わりから3月に入るとひらひら舞うモンシロチョウを見かけたりするようになります。



南北に細長い日本。虫が出る時期も南ほど早くなります。

By Alpsdake (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

↑キチョウは冬も成虫の姿で過ごします。


2)啓蟄の日にち

2017年の啓蟄は
3月5日(日)
Q旧暦なら、新暦の4月?
旧暦は太陰太陽暦。

日付は月の満ち欠けで決める太陰暦二十四節気太陽暦です。



だから、旧暦なら3/5は新暦の4/1、もっと暖かかったはず、虫もたくさん出てきただろう、ということはありません。旧暦だと今年の啓蟄は2/9です。


Q啓蟄の反対は?いつ頃?
虫が冬ごもりに入るのは、「蟄虫杯戸(むしかくれてとをふさぐ)」候



二十四節気を更に細かく分けた季節で秋分の日の後で9月28日から10月2日ころ。

実際に寒い地域では、虫が冬支度に入ります。



3)啓蟄の「虫」とは?

江戸時代に作られた暦便覧では、啓蟄は

「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」ーWikipediaー

と記されています。



江戸時代の表現なので、虫といえば昆虫と思われます。



でももともと「虫」は「蟲(むし)」の略字。うごめく感じですね!

そして「蟲」という言葉は生き物全体をさしていました。


この啓蟄という季節が決められたのは紀元前。



ですから、「冬ごもりの虫」には、チョウやミツバチはもちろん、カエルやへび、熊などすべてが含まれていたと考えてよいのではないでしょうか。



啓蟄の風習

薦外し(こもはずし)

薦外し

啓蟄には、各地のお城や庭園で、冬の間松の木に巻いていた菰(こも:むしろのこと)を外して燃やします。



この行事は、江戸時代から、松の害虫となるマツカレハの幼虫(まつけむし)を、駆除するためのもの。



マツカレハの幼虫は、寒い冬には、寒さを逃れるために松の木に巻いたむしろ(菰:こも)に入り込むと考えられていました。



そこで春先になったら、集まった幼虫を菰ごと燃やして一網打尽にする目的でした。


ところが、21世紀に入って、こもの中にはマツカレハの幼虫よりもマツカレハの天敵のヤニサシガメの方がたくさん集まっていることがわかりました。



もう、皇居などでは菰巻き・菰外しは行っていません。

今、お城や庭園では、害虫退治というより季節の行事として行われています。




虫出しの雷


「虫出しの雷」は立春のあと、初めて鳴る雷のこと。春の季語です。



ちょうど啓蟄の頃に鳴ることも多いため、冬眠中の虫が驚いて出て来る雷として「虫出しの雷」と呼ばれるようになりました。



この虫出しの雷(春雷)のあと数日は、暖かい天気になることが多いです。



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啓蟄の候

啓蟄は、3月5日だけではありません。

二十四節気での「啓蟄の候」は3月20日の春分の日の前まで15日間続きます。手紙やメールでの挨拶文に使っても構いません。



*この時期は「早春の候」を使う方が相手の方と春を楽しみにする気持ちを共有できるのでおすすめです。




初候 3/5~3/9

蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく)
:冬蘢りの虫が出て来る



次候 3/10~3/14

桃始笑(もも はじめて わらう)
:桃の花が咲き始める


↑梅の後、桜の前に咲き始める桃の花



末候 3/14~3/19

菜虫化蝶(なむし ちょうと けす)
:青虫が羽化してモンシロチョウになる


*平年で名古屋で3月23日大阪では3月31日に初見されます



終わりに

今年は平年並みの寒さですが、虫たちは光周性。




気温だけでなく日の長さによって目覚めが決まります。暖かさ寒さにあまり関わりなく、平年並みに出て来てくれそうです。



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啓蟄を迎えると、もう気持ちは春。

嬉しい季節ですが、春は天気が変わりやすい時期でもあります。



お元気でお過ごしください。

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