京都御苑は、京都御所を囲む周囲4kmの国民公園。いつでも訪れることができ、いつでも花が咲いています。
御所と梅と、早春の花たち。梅林には梅が約200本、また少し離れたところにも梅が植えられています。
ここでは、京都御苑の
・梅の見頃と開花状況
・散策や御所の参観
についてご紹介します。
梅の見頃と開花状況
見頃
京都御苑では、早咲きの梅は1月に開花し、遅咲きは3月下旬まで咲き続けます。
いつも苑内のどれかが見頃を迎えていますが、一番たくさん咲くのは2月下旬から3月上旬ころです。
早咲きの梅
1月下旬~2月中旬
梅林の見頃
2月下旬~3月中旬
遅咲きの見頃
~3月下旬
-早咲き
「蝋梅(ろうばい)」や早咲きの梅は、1月中に開花し、1月下旬~2月中旬に満開、見頃になります。
「出水の小川」の紅梅、「宗像神社」の白梅も早めに開花します。*ここにはジュウガツザクラも咲いています。
中咲き(ふつう咲き)
ふつうの梅は、、2月下旬~3月中旬が見頃です。今年2022年は、2月25日頃まで平年より低温で、開花は遅れ気味。
*京都の生物季節観測「うめ」の平年の開花日は2月22日。
遅咲き
梅と桃と糸桜:3月下旬
遅咲きの梅は、3月中旬から下旬が見頃。糸桜(しだれ桜)が満開を迎えるころにもまだ残っていて、桜、桃、梅を同時に楽しめる状態になります。
さらにはモクレンも満開です。
それぞれ違う場所で咲いているので、3月下旬に行かれる方は苑内を散策して探してみましょう。
現在の開花状況
2月25日
:梅林の梅は、咲き始め。見頃の木もあります。
:「出水の小川」の紅梅、「宗像神社」の白梅は見頃。
見どころ
名木と御苑の散策、御所の参観
梅林は、蛤御門を入ったあたり。
梅林や銘木の場所は、こちら梅の見どころマップで↓
黒木の梅
濃いピンクの八重の花が咲きます。枝ぶりもよくて写真に撮りたい名木です。
堺町御門から入って、左に曲がって建礼門に向かうと右手。
*京都御苑のマップは歩く京都が見やすいです。
源平咲き分けの梅
一本の木に、ピンクの花と白い花が咲く「源平咲き分けの梅」。
梅林にあります。
一つの花の中でピンクと白に分かれていることも。
御苑の散策:所要時間
ゆっくり散策すると1時間くらいすぐにたってしまいます。
今は御所も昼間は予約無しで参観できるので、初めての京都御苑なら御所参観も含めて1時間半は時間を取っておいた方がよさそうです。
メジロ(目白)が枝にとまっていますから、写真もたくさん撮りたくなりますよ。
京都御所は通年公開
申し込みなしで、自由に参観できます。*建物内には上がれません。
梅の期間の御所参観時間
1月・2月
9時~16時(入場15:20まで)
3月
9時~16時30分(入場15:50まで)
まとめ
京都御苑の梅は、1月から3月まで咲いています。一番たくさんきれいに咲いているのは2月下旬から3月上旬。
3月20日前後には、遅咲きの梅、桃、糸桜、もくれんをが咲き、春を満喫きます。
よい梅見になりますように。