2019年12月から2020年2月「冬の寒さ」!平年並みか暖冬?雪も少ないかも

Kalabaha1969 [CC0], via Wikimedia Commons

今年の冬は、平年並みか暖かめ。暖秋にひきつづいて、過ごしやすい冬になりそうです。

ただ、少ない可能性もあります。ウィンタースポーツには影響があるかもしれません。

 

ここでは、2019年12月から2020年2月の冬について、

・「冬の寒さ」予想
・過去10年の冬

について、ご紹介します。

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「冬の寒さ」予想

寒候期予報(9/25)では、12月から2月の気候について、

・気温「平年並みか高い」
・降水量「ほぼ平年並み」
・降雪量「平年並みか少ない」

という予想がでました。*降水量は、例外あり。

 

気温「平年並みか高い」

12月~2月の平均気温は「平年並みか高い」予想です。

↓平年並み40%、平年より高い40%

平年より低い可能性は、20%だけです。

暖かさの理由

「平年並みか高い」理由は、

1)温暖化などで全球的に気温が高いから

2)偏西風が平年より北を流れ、寒気の南下弱いから

 

暖かさの理由
1)温暖化などの影響

現在の地球は 過去1400年で最も暖かくなっています。

気象庁「地球温暖化問題とは」

 

地球の長い歴史では、南極・北極の氷床が、すべてなくなった温暖化の時代もあれば、全球が凍結した時代(スノーボールアース)も3回あったと考えられています。

現代は、「大きな傾向のなかでは、むしろ寒冷な時代」ではあるようです。

現在の温暖化も、地球の歴史全体では、ささいな変化かもしれません。

でも、人類にとっては大きな変化ですね。

このままどんどん温暖化して、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が予測するように、2100年に海面が1.1m上がったら…

東京の荒川両岸、名古屋の港区、中川区、大阪の北区や浪速区など、海抜0m地域は、海に沈んでしまう?

*実際には、堤防があるので大丈夫です。

暖かさの理由
2)偏西風が北に蛇行

日本の上空には、いつも西風が吹いています。偏西風です。

・・・飛行機に乗ると、これを実感できます。

たとえば、福岡から東京へ向かうと、偏西風に押されて(追い風)、所要時間は約1時間40分。

ところが、東京から福岡へもどるときは、偏西風に向かって飛ぶので(向かい風)、1時間55分と15分も長くかかってしまいます。

 

偏西風は、暑い赤道付近と寒い北極地方の、気温差を解消するはたらきをしています。

冬には時速300㎞を超え、「ジェット気流」とも呼ばれます。

 

今度の冬は、偏西風が、日本付近で平年より蛇行。北の寒気が南下しにくくなります。

下図:今年の偏西風、点線が平年。寒気

実は、まだわからない
:「北極振動」の影響

「北極振動」とは、北極の気圧と中緯度地域の気圧が、お互いに相反して変わること。

この、北極と、日本など中緯度地域との気圧の差が、冬の寒さに影響します。

大雪や寒波をもたらしたり、暖冬にすることもあります。

寒候期予報では、「冬の天候に影響の大きい北極振動の予想は難しく、現時点では考慮できていませんので、予報には不確定性があります。」とのことです。

暖冬かもしれないけど、もしかしたら寒い冬になるかも…。

 

降水量「ほぼ平年並み」

降水量は「ほぼ平年並み」。

ただし、東・北日本の日本海側の降水量は、「平年並みか少ない」予想です。

 

雪「平年並みか少ない」

冬型の気圧配置が長続きせず、日本海側の降雪量は「平年並みか少ない」(どちらも40%)見込みです。

 

過去10年間の冬

寒いことも多かった

過去10年をみると、暖冬ばかりではありません。

東日本では、平年より気温が低かった年が5回ありました。平年並みが1回。平年より高かったのは4回です。

↓東日本:最近10年間の冬の気温(平年差)

・・・赤線より上が平年より高い。*左から2番目、2010~2011冬は平年並み。

ただ、最近の4年では、3年が暖冬。うち2年は、平年より「かなり」高くなりました。

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エルニーニョ・ラニーニャの影響

暖冬になることが多いのは、エルニーニョのとき。寒くなることが多いのは、ラニーニャのときです。

↓2015~2016は、2015年12月~2016年2月。

 

2015~2016暖冬(エルニーニョ)
2016~2017*暖冬(ラニーニャ)

*2016~2017は、平均すると暖冬でしたが、2016年11月24日、東京は初雪。2017年3月は寒春となりました。

2017~2018寒冬(ラニーニャ)
2018~2019暖冬(エルニーニョ)

 

エルニーニョとラニーニャは、交互に発生することが多いです。

2019年6月にエルニーニョが終わったので、次はラニーニャかもしれません。

現在は、どちらも発生していない平常の状態。

気象庁のエルニーニョ監視速報(9/10)では、今のところ、冬にかけてエルニーニョ・ラニーニャの発生の可能性は低いとのこと。

今年これからの冬の寒さには、影響しないようです。

 

終わりに

平年並みの冬なら、それなりに寒いです。暖冬になっても、一時的な寒波大雪はありえます。

でも、ひどく寒くないのは嬉しいですね!

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