2022「夏の暑さ」|残暑と、最高気温などまとめへ

8月7日には立秋。暑さもさかりを迎えました。

例年なら1年で一番暑い8月上旬ですが、今年の6月末~7月初めの酷暑のあとでは、さほどでもなく感じます…。

ただ、ラニーニャが発生していると、東・西日本では8月を中心に、平年より高温になる可能性が高くなります。

ここでは、2022年の

残暑、これから
・気象庁の予報では
・ラニーニャの夏には

これまでの暑さ
・最高気温、熱帯夜など

について、ご紹介します。

1これからの残暑

気象庁の予報では

気象庁の1カ月予報(7/28)では、北日本・東日本が平年より「高い」予想になっています。

7月30日~8月5日

北日本:「高い」確率80%
東日本:「高い」60
西日本:「平年並」40%「高い」40%

8月6日~12日
北日本:「高い」確率60%
東日本:「高い」50
西日本:「平年並」40%「高い」40%

8月12日~26日

北日本:「高い」確率50%
東日本:「高い」50
西日本:「平年並」40%「高い」40%

東日本から北日本が暑いのは、「東日本太平洋側を中心に高気圧に覆われやすい」から。

地表付近の気温を決める、上空約1500mの気温も、日本海から青森・北海道より北にかけて、平年より高い(オレンジ色)と予想されています。

8/8~12 東京は暑い

気象庁の2週間気温予報(7/31)では、近畿から北海道にかけて平年より高くなります。*北陸を除く

大阪は、8月2日から12日まで「平年並」の日が多く、4日・5日は最高気温が平年より低い予想になっています。

ただ大阪は、8月上旬の平年の最高気温が34.3℃。涼しいというわけにはいきませんね。

東京は、平年より気温の高い日がつづきます。

↓右側2/3が8月です。

東京の平年気温は大阪より低いのですが、8月初めは、大阪よりも予想気温が高くなっています。

 

2)ラニーニャの夏:8月猛暑

今年は、ラニーニャ現象がつづいています。

エルニーニョ監視速報(7/11)によると、秋の終わりにかけてつづく可能性は60%。

ラニーニャの夏の特徴は、8月を中心とする東・西日本の高温と7月を中心とする沖縄・奄美の降水量の少なさです。

8月:東・西日本が暑い

ラニーニャ現象が発生していると、8月を中心とする7~9月に東・西日本で気温が有意に高くなります。

東日本・西日本ともに「平年より低い」確率はたったの 8%。

「冷夏」の可能性はとても低いですね。

3)秋の気配

暦の上では、そろそろ立秋。秋の七草のひとつ、「はぎ 」が開花を始めています。

マメ科の低木(枝も細い)で、道端でもよく見かけます。通勤途中でもふつうに見つかるかもしれません。

やまはぎ 平年の開花日仙台 7/25
東京 8/11
横浜 7/22
名古屋8/18
大阪 7/3
福岡 8/29

*やまはぎの生物季節観測は、2020年に終了。2020年までの平年値が残されています。

 

2これまでの暑さ

1)6月:前半涼しく、後半は猛暑

6月前半は、全国的に平年より低温。

↓6/1~6/19の気温

6月後半は記録的な高温になりました。

次の地域平均気温経過図でも、6月前半の青(低温)と後半の赤(高温)がくっきり出ています。

↓右三分の一が6月

東日本の平年差は特に大きく、スケールアウトしていますね。

関東甲信は、6月下旬の平均では平年より4.1℃高くなっていました。

6月終わりの平年気温の差が東京より4℃ほど高いのは、鹿児島の沖永良部島(おきのえらぶじま)など。

*沖永良部島は沖縄よりは北ですが、屋久島・奄美大島よりさらに南にあって、美しいビーチのある観光地です。

ただ、今年の6月25日から7月11日までの実際の最高気温は、ほぼ毎日、沖永良部より東京が高くなっていました。

 

-6月下旬、各地の平年差

6月下旬は、全国で平年より「かなり高い」となり平年との気温差もとても大きくなりました。*沖縄・奄美は平年より+0.5℃で「高い」。

平年との気温差(6月下旬)

北海道 +2.0℃
東北 +4.0℃

関東甲信 +4.1
北陸 +5.1
東海 +3.1

近畿 +3.5
中国 +4.1℃
四国 +2.8℃
九州北部 +3.0℃
九州南部 +2.3℃

 

気象庁の報道発表では、

東・西日本の気温はかなり高く、下旬は記録的な高温となりました

気象庁令和4年報道発表資料「6月の天候」

とされています。

ほんとうに暑くて、各地で「こんなことはなかった」「こんなはずはない」という気温になりました。

-6月最高気温の歴代ランキング

6月の最高気温の歴代ランキングの1位から20位のうち、3位タイの一つと15位が2011年だった以外は、すべて2022年でした。

今年の6月がいかに暑かったかわかります。

歴代全国ランキング(6月)

1位 群馬県 伊勢崎 40.2℃
2022年
2位 埼玉県 鳩山 39.9℃
2022年
3位 埼玉県 寄居 39.8℃
2022年
〃  栃木県 佐野  〃
2022年
〃  群馬県 桐生  〃
2022年
〃  埼玉県 熊谷  〃
2011年

また、ランキング20位までは、すべて関東甲信東海です。

ほんとうに大変でしたね。

気象庁 歴代全国クランキング

 

2)最高気温、猛暑日、熱帯夜など

(1)最高気温が、最高だった日

最高の日最高気温(~7/31まで)

東京 7月1日 37.0℃
…37℃でも、東京では歴代8位。2004年の7月20日には、39.5℃を記録しました。

名古屋 7月1日 38.4℃
…名古屋では歴代10位。1位は、2018年7月23日の39.6℃でした。

大阪 7月1日 38.4℃
…38.4℃は、大阪の歴代1位でした。

*歴代の基準は、東京は1875年から、名古屋は1890年から、大阪は1883年からです。

大阪は、今年の7月1日の38.4℃が歴代最高でした。東京・名古屋のように39℃以上になったことはありません。

大阪は暑いイメージですが、そうでもない?

大阪の各月の平均気温は、1年を通して東京や名古屋より高いです。突出した高温にはならないが、高温の日が多いんですね。

やっぱり暑い…。

 

(2)猛暑日・酷暑日
ー真夏日の日数

最高気温が30℃以上になる真夏日は、

真夏日(~7/31)

東京 23日間(35℃以上を除く)
名古屋 27日間(〃)
大阪 30日間(〃)

ー猛暑日の日数

最高気温が35℃以上になる猛暑日は、

猛暑日(~7/31)

東京 10日間
名古屋 8日間
大阪 6日間

 

(3)熱帯夜

夕方から翌日朝までの最低気温が、25℃以上になる熱帯夜。

昼の暑さよりも、耐えがたいことがあります。

熱帯夜(~7/31)

東京 16日間
名古屋 13日間
大阪 22日間

大阪は、酷暑日は東京より少ないのですが、熱帯夜は多いです。

✔熱中症の搬送人数

熱中症は、気温だけでなるものではありませんが、高温だった6月終わりから7月初めに搬送される人がいちばん多くなりました。

全国の熱中症による救急搬送人数

6/27~7/3 14,353人
7/18~7/24   4,039人

 

3)温暖化:平均気温の上昇

日本の平均気温が100年あたり約1.2℃の割合で上がっているというのは、よく耳にしますね。

でも、都市部と緑が多く人口の少ない地域では、上昇の度合いが違います。

100年あたり気温上昇の割合

東京 約2.4℃上昇
名古屋 約2.2℃上昇
大阪 約2.0℃上昇

*日本の平均:約1.2℃上昇

東京がいちばん高いのは、ヒートアイランド現象の影響もいちばん大きいからでしょうか。

1990年代後半からは、世界的にも高温になっています。

世界の100年あたりの気温上昇は、0.73℃。予報でも「全球的に高温」ということばがよく使われます。

 

まとめ

2022年6月後半、チベット高気圧と太平洋高気圧が重なり、東日本・西日本では記録的な猛暑となりました。梅雨も例年にない短さでした。

ラニーニャの年には、8月を中心に東・西日本が平年より高温になることが多いので、もうしばらく猛暑の可能性があります。

お元気でお過ごしください。

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