2019 「夏の暑さ」:今年の夏は平年並み!エルニーニョで冷夏?

昨年2018年7月は、記録的な猛暑でした。豪雨や台風の被害も大きかったですね。

でも、今年2019年の夏は「平年並み」の予想です。

エルニーニョの影響でしょうか。あまり暑くならない? もしや冷夏に?

 

ここでは、2019年夏の暑さについて、

・気象庁「暖候期予報」などから
・エルニーニョの影響
・「平年並み」の気温は?
・夏日、真夏日、熱帯夜はいつから

についてご紹介します。

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2019夏の暑さ

気象庁の暖候期予報、3カ月予報、1カ月予報から、今年の夏の暑さをみていきましょう。

 

今年の暑さは「平年並み」

暖候期予報から

2月25日に発表された「暖候期予報(7月~9月)」。

夏といえば、予想図は、平年より高温を表すに染まるイメージがありませんか。

でも今年は、すずやかな、白とライトブルーです。

予報としては、全国的に「ほぼ平年並み」。

ただ、うす青の北日本は、平年より低い可能性がやや高くなっています。

「ほぼ平年並み」の地域

東・西日本(白)
平年より低い30%
平年並み40
平年より高い30%


北日本(うす青)
平年より低い40
平年並み30%
平年より高い30%

「平年並みか高い」地域(オレンジ)
沖縄・奄美
平年より低い20%
平年並み40%
平年より高い40

 

3カ月予報から

4月24日に出た3カ月予報では、5月・7月平年並みの予想。

どちらかといえば、平年より低い可能性が高めです。6月は、東・西日本は暑くなりそうです。

5月

沖縄・奄美を除く日本中が、「平年より低い」40%です。*沖縄・奄美も平年並みの範囲です。

6月

北日本は、平年並みが40%。平年より低い、高い、どちらも30%です。

一方、東・西日本は、平年より低い確率は20%。平年並み、高い、ともに40%になっています。

降水量は、平年より低い確率が高いです。蒸し暑くならない、ということなら、いいですね。

7月

7月の予想図は、エルニーニョらしい(?)うすい水色。沖縄・奄美を除いて、全国的に、平年より低い確率が40%となっています。

7月の降水量は、平年並みか平年より多い予想です。

気温が低めとはいえ、夏ですから、蒸し暑くなるかもしれませんね。

 

エルニーニョで、冷夏?

地球全体では、気温が高い状態が続いています。

それなのに、今年、猛暑の予想が出ないのは、エルニーニョ現象が発生しているためです。

 

1エルニーニョとは

スペイン語の意味

スペイン語で「イエス・キリスト」という意味です。

…ペルー近海では、ちょうどクリスマスのころに、海水温が上がることがありました。

不思議に思った漁師たちは、奇跡のようなものを感じて「御子:エルニーニョ」と呼ぶようになりました。

*英語では The Child、The Boy…定冠詞のTheがつくと「特別」な感じが加わって、「おさなごイエス・キリスト」の意味になります。the sunとか、theは一つしかないものにつきますね。

エルニーニョ現象とは

赤道付近で、太平洋の東側(ペルー沖)の海水面の温度が、ふつうより高くなることです。

このために、熱帯低気圧ができる場所が平年より東寄りになったり、地球全体の気象に影響を与えます。

 

ふつうのとき

ふつうは、海水面の温度は、太平洋の西側(インドネシア付近)で高く、東側(ペルー沖)では低くなっています。

東から吹く「貿易風」が、東の暖かい海水を、西に吹きよせるからです。

東側では、表面の海水がなくなると、深いところから冷たい海水が上がってきて、海水面の温度は、低くなります。
西側では、暖かい海水が吹き寄せられ、海水面の温度は、さらに高くなります。

↓海面水温の平年値:西が高い

エルニーニョでは

エルニーニョでは、「貿易風」が弱まって、海水を吹き寄せる力が弱くなります。

そこで、東の暖かい海水は、東側にとどまって海水面の温度が上がります。

↓エルニーニョのとき:東が高い

この、太平洋の赤道付近の海面温の違いが、日本の天候にも影響を与えるんです。

不思議です…。

 

2日本の夏への影響

夏に、エルニーニョが発生しているときには、

・西日本:平年より低温
・北日本:平年並みか低温
・西日本の日本海側:降水量が多い

といった傾向があります。

 

1)西日本は涼しめ!

過去*55年間で、エルニーニョが発生しているとき、西日本は、気温が低いことが、69%もありました。*1958年から2012年

 

2)北日本は、並みか低い

北日本は、気温が並みだった年も38%ありましたが、平年より高くなったのは、たったの8%でした。↑上の図

もし冷夏になると、コメの生産に影響が出ます。

ただ、日照時間については、エルニーニョの有意な影響はみられません。晴れる日が多くなるといいですね。

 

3)西日本日本海側は雨多し

西日本日本海側で、降水量が多かったのは、69%。高い出現率です。

この夏、西日本日本海側では、平年より涼しく、雨が多い可能性がありますね。

 

「平年並みの暑さ」とは?

 

1)平年の基準

今、使われている平年値は、1981年から2010年まで「30年間の平均値」です。

今年は2019年ですから、ちょっと古い気がしてしまいますね。

次に平年値が新しくなるのは、2021年の5月ころ。まだ2年先です。

 

2)平年並みの気温は?

6・7・8月の最高気温の平均

東京
25.5℃、29.2℃、30.8
名古屋
27.2℃、30.8℃、32.8
大阪
27.8℃、31.6℃、33.4

一番気温が高いのは8月。

この後9月になると、東京では、6月より気温は低くなります。秋ですね。

大阪・名古屋は、9月は、まだ6月より高温です。大阪と名古屋に秋がくるのは、10月?

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3)夏日、真夏日、熱帯夜はいつから

平年でも、夏は6月から9月までの、4カ月間といえそうです。

平年の夏日

夏日(最高気温30℃以上)

東京:6月5日~9月24日
名古屋:5月24日~10月3日
大阪:5月22日~10月6日

↑気温が30℃超える期間です。*真夏日の期間を含みます。

 

✔2019年の最初の夏日

4月22日
東京 25.6℃
名古屋 28.4
大阪 27.6℃

平年の真夏日・猛暑日・熱帯夜

真夏日(最高気温30℃以上)

東京:7月23日~8月31日
名古屋:7月10日~9月9日
大阪:7月5日~9月12日

猛暑日(最高気温35℃以上)

東京、名古屋、大阪とも、平年では、猛暑日はありません。

熱帯夜

東京:なし
名古屋:なし
大阪:7月22日~8月26日

平年では、大阪が一番暑いのですが、昨年2018年は名古屋が暑かったですね。

2018夏の暑さまとめ|7月:記録的高温・豪雨、台風災害も多く10月東京でも真夏日
...

 

まとめ

今年2019年の夏は、エルニーニョが影響して、平年並みの暑さの予想です。とはいえ、平年並みという予想は、夏の3カ月の平均の予想です。

実際には、「猛暑日」も「熱帯夜」もないわけではありません。

少しでも過ごしやすく、でも冷害がないといいですね!

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