平次ファンのみなさん!大変です!
来ました。大岡紅葉の手先が!
サンデー、名探偵コナンの「喫茶ポアロの殺人」シリーズ(「3人の探偵と百人一首」コミック92巻)で、怪しかった男は黒などではありませんでした。第1話からの伏線がきれいにつながりました。
2017年春の劇場版「から紅の恋歌」に向けて、少年サンデーでは平次が安室さんやコナンと一緒に活躍。和葉ちゃんは切なくかわいい!
そして紅葉は憎たらしい^^
それでは
・平次のラブの行方
・大岡紅葉は敵だ!
についてご紹介します。
ストーリー
「3人の探偵と百人一首」~喫茶ポアロで謎解きを
キャラ
:平次・和葉、安室さん、怪しい客(和田進一)
事件:嫉妬による殺人未遂
裏のテーマ:大岡紅葉
あらすじ
銀座のイルミネーションを見にやってきた服部平次と遠山和葉。
イルミネーションの下で告白予定の平次です。
和葉と蘭が毛利探偵の晩ご飯をつくる間、平次とコナン君はポアロで時間をつぶすことに。
そこに登場する怪しい男と殺人事件。
事件
【容疑者】米花大学演劇サークル 3年生(男3人女1人)
トイレに入った男子学生Aと付き合っている女の子。その女の子になれなれしく意味深な言葉を吐く軽薄そうな男子学生B。
この男子学生Bが、急な停電のあと殺されました。
コナンと平次は返り血を浴びてしまいましたが、容疑者たちの大学生たちは、誰一人血を浴びていません。
トリック
1停電させた
電気のプラグに細い金属を巻いてコンセントに差し込むと急に大電流が流れてしまいショート。ブレイカーが落ちてしまいます。
2「もれいづる月のかげ」
トイレの小窓のすりガラスにセロハンテープをはって透明にした(もれいづる月のかげ)。
みなさんも小学生のときにやって見られたのでは?犯人はトイレにいながらみんなの位置を確認できました。*「かげ」は光のこと
3返り血を浴びない方法
細長い刺身包丁をトイレットペーパーの芯に通して使いました。包丁を引き抜くときの血しぶきはトイレットペーパーの芯の中に散ります。
説明しながらちょっと怖い…。
平次のラブの行方
どこへも行きませんでした。スタートさえしなかった。
銀座のイルミネーションの写真を見て「ヤバイ」という和葉にイルミネーションの下で告白したかった平次。
殺人事件に巻き込まないため和葉と蘭を先に銀座に行かせました。
イルミネーションの下で和葉は
「でもよかったわ、蘭ちゃんと二人きりで…
こんなん平次と生で見たらヤバイ気持ちになってたかもしれへんし」
切ない顔の数葉。
「ワイも好きやで!和葉!!」と思わず言ってあげる蘭。
「平次、自分のこと「ワイ」なんて言わへんよ?」とにっこりする和葉。
本当にいい子たち!
と言ううちに時はたち、帰りの新幹線の時間になりました。
大阪への新幹線の最終は21時23分ごろ。金曜日だから蘭ちゃんちに泊めてもらえたらよかったのに。でも高校生ではそうはいきませんね。
というわけで、平次と和葉の間に進展は「まったく」なかったのでした。
↓「迷宮の十字路」の下敷き^^
敵!大岡紅葉!
怪しい男は紅葉の手先
男の正体
名前:和田進一
職業:医療関係者
*和田進一は「シャーロック・ホームズ」が日本で初めて出版されたとき、ワトソンの名前として使われた和名。
名前:伊織無我(いおりむが)
職業:大岡家執事
年齢:30才
高木刑事に聞かれて「医療関係者」と答えたこの男性。実は執事でした。嘘つきめ。
もしかしたら大岡家が医療関係なのでしょうか。
執事がいるなんて旧家かお金持ちですよね。
もしや京都の旧家で医者?格式がありすぎる!
男の怪しかった行動
1仏滅と指摘した
今日、平次の告白予定日は13日の金曜日。
安室さんは過去の13日の金曜日について説明しつつも「ここは日本、気にすることはありません」とフォローしました。
でもこの男は「今日は仏滅」と告白をやめるよう勧めていた。
2ずっと誰かと電話していた
男はケータイの話し相手から聞いた和歌を伝えたように見えた。*実際には、紅葉から聞いた推理から男が、「もれいづる月のかげのさやけさ」の和歌を連想したものでした。
3平次の推理の場面をスマホで撮っていた
この時点で、読者はこの映像を見ているのは「大岡紅葉だ」と確信!筆者もざわつきました。
男の使命と忠誠心
使命
紅葉と平次の結婚までのラブの道すじを整える!
忠誠心
「この伊織無我…死力を尽くしてお支えする所存です。」
この言葉に彼のすべてが (´`)
紅葉の頭脳
紅葉は推理した
事件解決の決定的ヒントとなった和歌がこれ。*藤原顕輔(左京大夫顕輔)の歌で百人一首に入っています。
秋風にたなびく雲のたえ間より
もれ出づる月のかげのさやけさ
秋の夜、雲が風に流されて途切れたところから漏れてくる月の光の美しさといったら!といった感じの歌ですね。
大岡家執事の伊織無我は、ケータイで紅葉からトイレのすりガラスのトリックを聞いてこの歌を思いつきました。推理したのは大岡紅葉。*テープをはがす音を聞いたようです。かるた名人は耳がいい!
紅葉は頭がいいようです。
伊織無我にも「さすがの名推理」と言われていました。
とても頭がいいようです。
策略家?
紅葉の性格
自信家
美人で頭が良くてお金持ちで名家(多分)。自信があって当然ですね。でもそれを表に出さない謙譲さはないような感じです。今のところ。
平次に気になる女の子(和葉)がいることもちっとも気にしていないように見えます。
✔声優さんによってはとてもはんなりしたいいお嬢さんになるかも。表情はきつくありません。
策略家(多分)
手下(執事)を使って平次の動きを探らせるなんて。
人の上に立つ者
もと華族の方が書かれた本を読んだことがあります。思春期から大人になっていく過程で苦労したのは人を使うこと。
子どもではなく、成長するお嬢様として使用人をうまく使えるようになることは、将来やはり華族の妻となるために必要なスキルでした。
会社の社長と同じで人心を掌握する必要があるんですね。
紅葉は偉そうに見えますが、もし旧家の娘なら、当然身につけるべき威厳なのかもしれません。
「せや…貴方(あんた)が詠んだ『あきか』には…和ませてもらいましたわ」
↑紅葉から執事の伊織に。
紅葉の次の手
次回の新しいシリーズにも出てくるようです。
今回は平次の様子をさぐる偵察でしたが、次の手は何なんでしょう。
「蘭の大切な人」が最大の危機におちいるそうですが、お父さんかお母さん?コナン君?
紅葉はこのまま悪役なのでしょうか。でもそれでは「から紅の恋歌」で涙を誘うことはできないのでは?
✔もし紅葉がいい子だったら?
大岡紅葉は憎たらしい!
でも今のところ恋愛ではストレートに悪役になりそうで、少し物足りません。
もっとかわいい性格にしたらファンをもっとやきもきさせられるのに。
これじゃあ和葉ちゃんの圧勝やんけ?
もし紅葉がふつうの警官の娘で、素直に平次のいいなずけだと信じていて、やさしく恥ずかしがりだったら?
和葉ちゃんと違う良さを持っている子だったら?
もう、ファンとしては「心配で心配で…!」という気持ちに…ちょっとなりたいような。
終わりに
安室さんと平次が一緒だと気が散るなどと思っていましたが、最後に爆弾が!
今シリーズは平次ファンにはショックが大きく!マークを乱発してしまいました。
「黒き宿命」というキャッチフレーズで始まったこのシリーズ。今思えば、平次や安室さんという色黒の探偵が事件に会う宿命ということだったのでしょうか^^黒組織とのひっかけだったんですね。
まさか大岡紅葉のお父さんが隻眼とか!?
次のシリーズにも大岡紅葉が登場します。次回は1月18日に連載開始。
よいお年をお迎えください。