初めての夫の実家への、お彼岸のお参り。
お金は包むのでしょうか。お供えは何をあげたら失敗しないでしょう。いくら位のものを?
のしや表書きはどうしたらいいのでしょう。
ここでは、お彼岸の
1期間
:いつからいつまで
2義実家で
:お菓子、現金、郵送…
3お寺・法要・墓参りで
についてご紹介します。
お彼岸はいつからいつまで?
お彼岸は7日間。春分の日・秋分の日の前後3日ずつです。
春分の日・秋分の日が「お彼岸の中日」。
お彼岸のお参りは、中日までにすませるのが良いとされます。
秋彼岸
2022年
9月20日(火・祝)~9月26日(月)
中日は秋分の日
:9月23日(金・祝)
*2023年の春彼岸は、3月18日(土)~3月24日(金)。中日は、春分の日3月21日(火・祝)。
義実家で
お彼岸は年に2回、お盆・お正月も加えると、年に4回お仏壇にお供えをすることに(´∇`
そこで、お彼岸はお菓子だけ、という方が多いです。
1お菓子
1)予算
2千~3千円。現金をお包みしないなら高めの方で。
2)選び方
義実家にお参りするのが
-1自分たちだけなら
・・・義両親のお好きな物を。少し良い品にして、量を少なくしましょう。
-2義兄弟の家族が集まるなら
・・・日持ちがする、誰もが好きなふつうのお菓子に。集まったみんなでいただいたり、少しずつ分けてもらって持ち帰ることも多いので。
3)おすすめ!お彼岸のお菓子
・和菓子
・日持ちする和菓子、洋菓子
・ケーキなど生の洋菓子
和菓子も、お彼岸らしくて喜ばれます。
・おせんべいなど固いものより、柔らかいお菓子の方が…。
・おまんじゅうでも、1つずつ個包装されたものだと、親族に持ち帰ってもらえます。
・冷凍できるので、婚家でゆっくり少しずつ食べていただくこともできます。*いちご大福など生の果物入りは残念ながら冷凍できません。
洋菓子は、ケーキ以外は冷凍すると湿気てしまいがち。
その日にみんなで食べられる、小さくて高級感のあるものか、日持ちするものを選びましょう。
✔その他の品物は?
果物
新鮮なぶどう、いちごは、洗うだけで食べられるのでオススメ。日持ちしないので人数が少なければ高級品にしましょう。
花
もう仏壇に花は活けてあります。
故人が女性なら、きれいなアレンジメントなどをお供えしても。
線香
線香の香りに、好みがおありかもしれません。気に入ってもらえなかったら、とちょっと心配です。
さしあげるなら、お好みの香りを聞いたり、白檀(びゃくだん=サンダルウッド)など多くの人に好まれるものにしましょう。
3)お供えの「のし」
のしをつけましょう。ていねいでいい印象を与えます。
お菓子など買ったお店で、「お彼岸でお仏壇に供えたいので」といってつけてもらいましょう。
「のし」は、正式には「掛け紙」といいます。お店の方におまかせすれば大丈夫ですが、表書きや名前については、伝えなければなりません。
のしの種類
のし:黒白・銀白。関西なら、黄白の水引が印刷されたもの。
のしのかけ方
外のし:包装紙の上からのしをかけます。
表書き
「御供」と書きます。「御仏前」でも構いません。
名前
夫の名前を書きます。家族なので苗字は不要。
2現金のお包み
お彼岸は、お菓子だけがふつうです。
でも、もしご義兄弟が、現金も包まれていたら仕方ありません。お包みしましょう。
金額の相場
3千円
のし袋
・「御供」と印刷された簡易なもの
・水引が印刷された簡易なもの
水引は、不祝儀袋の双銀か白黒の印刷。関西は、黄白が印刷されたものにしましょう。
表書き
「御供」。「御仏前」と書いても構いません。
名前
ご主人の名前を苗字無しで。
薄墨にしないとだめ?
薄墨は、通夜や葬儀の時だけ。黒の筆ペンで大丈夫です。
3仏壇には早めにお参り
婚家に着いて義両親へのごあいさつが一通り終わったら、先に仏壇にお参りしましょう。
そのときに、お菓子や現金もお供えします。
先にお参りしておくと忘れないし、いい印象を与えますよ。
4行けないときは郵送?
郵送や宅配便はいい印象を与えません。
むしろ行けなかったらそのまま何も送らないほうがいいかもしれません。
-現金のお供え:郵送
ふつう現金のお供えの郵送は失礼です。
次に行った時(お正月など)に、金額をちょっとだけ上乗せしてはいかがでしょう。近くなら、別の機会にお参りに行っても。
でも、郵送でも気にしない義両親なら、現金書留で送りましょう。
-お菓子などのお供え:通販で
・必ず一筆添えましょう
ネットで注文した時も、メールではなく、手紙を出すか電話をした方が後々の印象がよくなります。
お寺、法要、墓参りで
1お寺とお金
お彼岸法要に出かけたり、お坊さんが自宅にお参りに来てくださる時には、義実家が檀家としてお寺に現金「お布施」を渡します。
帰省した息子夫婦は、別にお布施を用意する必要はありません。
・・・もしお布施を出すように言われたら、「御布施」「御供物料」と印刷された簡易なのし袋に、3千円程度で。
*わが家のお寺にたずねたら「2千円でもいいですよ」と言われました。
2お墓で
婚家では、もう墓参りはすんでいて、自分たち夫婦、家族だけでのお参りになることも多いかと思います。
お数珠、線香、ライター、お供えのお菓子を用意して、もし花が枯れていたらかえましょう。*たいていお墓の近くに花を売っているところがあります。
まとめ
お彼岸は春分の日、秋分の日を中心に前後3日ずつの7日間。しきたり、慣習は、地域や家風によって違うこともあります。ご主人の兄弟や奥さんに聞けたらいいですね。
お彼岸は、これからずっと続く行事です。おつきあいの内容や金額は、2~3千円のお菓子など、家計に無理のない範囲で決めていきましょう。
笑顔やお手伝いで穴埋めをして、いいお彼岸になりますように。