川面にさしかかる、約800本のソメイヨシノが美しい、目黒川のお花見。
今年はぼんぼりも点灯し、ライトアップも再開です。久しぶりのお花見を満喫したいですね。
ここでは、目黒川沿いの桜のお花見について
・見頃と開花状況
・お花見の場所とアクセス
・桜まつり、ライトアップ
についてご紹介します。
見頃と開花状況
今年3月上旬、関東甲信の気温は平年より「かなり高く」なりました。
気象庁の1カ月予報では、今後も平年より「高い」見込みです。
1)見頃
目黒川沿いでは、満開少し前のつぼみと花が入り混じったころから見頃。
満開になったあとは、風の吹く日の「花吹雪」「花筏(はないかだ)」も楽しみです。
1開花と満開予想
東京の桜の開花は、平年で3月24日。今年は、10日ほど早い開花となりました。
昨年:3月20日
平年:3月24日
今年:3月14日
*平年値は、気象庁の生物季節観測(1990年~2020年の平均)。東京では、靖国神社の標準木が5~6輪以上咲いたときです。
昨年:3月27日
平年:3月31日
今年:3月22日頃~
*東京は、平年で、開花から数えて8日目に満開を迎えます。
2見頃の時期
見頃は「五分咲き~散り始め」まで。
「五分咲き」は、濃いピンクのつぼみと薄紅色に開花した花が、きれいに混在するころです。満開まで2~3日。
満開は「八分咲き」から。
3月18日ころ
~3月27日ころまで
*開花から5日目頃から、早めの見頃になります。
3花筏の見頃は?
目黒川にかかる枝に残る桜の花と、川面にしきつめる桜の花びら。一番美しいころかもしれません。
満開から5日~1週間ほどたってから散り始めます。このころに風が吹いたら、「花吹雪」から「花筏」へ。
:4月初め
2)現在の開花状況
3月22日 五分咲き。
3月30日 満開~散り始め。川面に花びらが散って花筏になり始めています。
お花見の場所・アクセス
目黒川河畔の桜並木は、およそ3.8キロ。
上流ではたくさんの人たちと屋台やライトアップを楽しみ、下流では静かにそぞろ歩くこともできます。
1)お花見の場所
目黒川の桜並木は、目黒区の「池尻大橋」近くの大橋から、品川区の「天王洲アイル」駅近くの昭和橋まで。
例年、たくさんの人が訪れるのは、中目黒を中心とする目黒区エリアです。
2)目黒区エリアの桜並木
目黒区エリアの中心は「中目黒」。
上流に向かって屋台も多く、桜のトンネルやライトアップ。
下流の「目黒」駅方面は、人が少な目で静かに桜を愛でるルートになります。
↑
屋台、桜のトンネル、ライトアップ
↑
中流「中目黒」
↓
花筏
↓
下流:JR「目黒」
1:中目黒から上流
おすすめは、中目黒から上流、池尻大橋駅方面です。
川幅が狭くなって、桜の木の枝が両岸から川面に伸び、川の上に桜がトンネルを作ります。
屋台もライトアップもこちらです。
混雑を避けるため、お花見の進行方向が決まっています。昨年2022年は、目黒川を左手に見ながら進みました。
・・・池尻大橋方向、川の上流にむかうときは、上流に向かって右側の河岸を歩きます。
*今年2023年のライトアップは、中目黒から池尻大橋へ向かう桜並木の6割(1㎞)ほどの長さです。
アクセス
上流から下るなら
:東急田園都市線「池尻大橋駅」から徒歩3分
中流から上るなら
:東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」から徒歩1分
今年も「さくらマナーMAP2023」が配布されます。
こちらは昨年のさくらマナーMAP2022。
⇒情報は古いですが、目黒川のお花見の全体をみることができます。
2:目黒駅近く
人ごみを避け、静かに散策したい方には、目黒駅近くがおすすめ。
屋台がなく、人も少なくなります。
また、下流にあたるので、桜のじゅうたんのように美しい花筏を心ゆくまで眺めることができます。
アクセス
「中目黒」から下流へ
・東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」から徒歩1分で川沿いへ。*目黒駅まで約2.2km。
「目黒」から上流へ
・JR・東急目黒線「目黒駅」から徒歩6分で川沿いへ。
・東急目黒線「不動前駅」下車、徒歩5分で川沿いへ。
*中目黒駅まで約2.2km。
桜まつり・ライトアップ
1)桜まつり、ライトアップ、ぼんぼり
1桜まつり
今年は目黒イーストエリア桜まつりは開催です。
出店がいっぱいです。お楽しみに。
中目黒桜まつりは、2023年については特に発表されていません。
2ライトアップ
ライトアップが復活です!今年2023年は、ライトアップの距離は以前より短くなりました。
中目黒駅(南部橋)から1㎞ほど上流の皀樹橋(さいかちばし)まで。・・・中目黒駅から池尻大橋駅までの桜並木の6割ほどとなります。
「さくらマナーMAP2023」が、めぐろ観光まちづくり協会から発行予定です。
3ぼんぼり
中目黒では、今年は、ぼんぼりが点灯されます。
4屋台
今年2023年は、中目黒周辺には、屋台・露店が出ます。
青パトや、屋台や露店への巡回指導なども行われます。
2)レストランで花見
中目黒駅周辺のレストランには、窓から桜を眺めることができるお店もあります。予約が必要です。
店によっては早めの予約が確実です。満開予想日ころがとれるといいですね。
また、窓から桜とはいかなくても、カフェでレストランで、ランチのためにもお花見のためのプレートなど、女性がうれしいメニューが用意されます。
3)桜クルーズ
水上交通がさかんだった江戸時代。船に乗ってのお花見は、庶民のあこがれでした。
乗り合いの水上バス「桜クルーズ」で、川面から桜を見上げてのお花見はいかがですか。
:3月18日(土)~4月9日(日)
料金などは、公式サイトZEALクルーズでご確認ください。
混雑の状況
並木道は狭いので、例年、とても混雑します。
今年はコロナによる自粛要請がないので、たくさんの人がお花見にやってきそうです。
混雑する時間
・お昼前から
・15時頃から
・夕方から
*トイレは、およそ800m間隔。女性用は並びます。
混雑する場所
中目黒から上流(池尻大橋駅方面)は、人が多くなります。
静かに桜や花筏を楽しむなら、下流の目黒駅方向に進みましょう。
まとめ
東京のお花見で一番人気の、目黒川の桜。
桜の見頃は3月中になりそうですが、目黒川は、散り始めてからの花筏も美しいです。
今年は、ライトアップや屋台が復活します。嬉しいですね。
人出は大変多くなりそうです。よいお花見になりますように。