2022年も、コロナのため、だるま市は中止です。
ただ、佐川だるま製造所と、お向かいの白河だるま総本舗のだるまランドでは、販売会や文字入れ、飲食ができます。
ニンマリきっぱり、福を満載した白河だるま。手に入れて幸せになりたいですね!
ここでは白河だるま祭の
・だるまの選び方・使い方
・露店、食べ物、ご当地キャラ・混雑の情報
・アクセス、駐車場
についてご紹介します。
1日程と時間・場所
毎年、建国記念の日に開催されています。地元の方にとっては、2月11日は「建国記念の日」というより「だるま市の日」。
↓以下は例年の情報です。
2月11日(祝)
時間
9時~19時30分
場所は、JR白河駅前の目抜き通り。天神町、中町、本町と伸びています。約1.5km。
だるまを売っているのは赤いテントの露店です。
2だるまパワーを手に入れよう!
1)白河だるまの由来
江戸時代、小峰城の大手門そばでは小正月(1月14日)に花市が開かれ造花やだるまが売られていました。
1783年、時の城主松平定信は、この日に縁起のいいだるまをもっと作らせて売り出し藩の民の繁栄をはかろうと考えたんです。
お抱え絵師、谷文晁が作り上げたのが髭や眉に縁起物満載の白河だるま。造花より人気が出て、市ではだるまが中心に売られるようになりました。
230年を超える歴史を持つ白河だるま。白河だるま市という名前になったのは昭和38年からです。
縁起のいい顔つき
白河だるまは表情も福々しいですが、パーツは鶴や亀でできているんですよ。
*干支だるまなど縁起パーツの無いだるまもあります。
*小さい達磨は顔の福パーツは省略されます。
・びんひげ(頬ひげ):梅
・ひげ(鼻ひげ):亀
・あごひげ:松
・顔の下:竹
2)だるまの選び方
だるまは目的に応じて選びましょう。
願望成就全てに効くオールマイティなだるまか、縁結び一本か、仕事で成功したいのか。
1)色による違い
-基本色:朱色(赤)
朱色のだるま達磨大師がまとっていた高僧の衣の朱色にちなんだもの。
朱色は魔除けのパワーを持ちます。大願成就、健康・仕事に効き勝負運もアップ。
どんな願い事にもこれ一つで。
-ピンク:恋愛・子宝
ご利益は、恋愛・子宝。「子宝」と書いた小さなだるまもかわいいです。
-青:仕事、才能
仕事で達成したいことや、資格を取りたい!という時に。
青い色なので冷静になって、浪費も防げるそうですよ。
2)デザインの違い
白河だるまは「佐川だるま製作所」と「渡辺だるま製作所」で作られます。
同じ福満載のだるまですが、顔のデザインはずいぶん違います。
比べてみて心にピーンと来た方をお選び下さい。相性がいいと運気はさらに上がるといわれます。
また、基本のだるま以外にもたくさんのデザインが。
干支にちなんだもの、おみやげにぴったりもかわいく色付されたもの、一時は「しらかわんだるま」というわんちゃんの達磨もありました。
見て回るのが楽しみですね。
3)大きさの違い
初めて買う時は「小」。
毎年一つずつ上のサイズを買っていくのがいいのですが、お値段も少しずつ上がっていきます。
18種類あって小は300円、特大は4万円です。*だるまで目標達成、成功したらそれ位へっちゃらになるのでしょうか。
このだるま「値切れば値切るほど縁起がいい」とされます。
お店の方も値切り前提。お値段高めのだるまは頑張って交渉しましょう。
✔だるまと達磨大師
だるまは中国で活躍したインド人のお坊さん達磨大師をかたどったもの。
![月岡芳年](https://hanasjoho.com/wp-content/uploads/2016/10/164px-BodhidharmaYoshitoshi1887.jpg)
by月岡芳年
中国で活躍した達磨大師は、少林寺で9年間壁に向かって座禅を続けたといわれます。禅宗の開祖となりました。
座り続けて手足が崩れてしまったという伝説から、起き上がりこぼしのだるまさんが生まれたそうです。
達磨大師の忍耐強さや徳の高さから、だるまは「七転び八起き」で大願成就、厄除け、招福の縁起物となりました。
3)だるまの使い方
願い事をし、努力しつつも運に任せ、1年たったらお焚き上げ。
-1左の目を入れる
願い事が決まったら、墨で左目を入れます。少し大きめに黒々と入れてパワフルに。
-2右目を入れる
願い事がかなったら、右目を入れます。願い事がかなわなくても、右目を入れます。
・・・これは「見通しがつきますように」という意味や「1年間ご苦労様でした」と感謝する意味から。
-3どんど焼きで燃やす
だるま市の日には、天神神社と本町でどんど焼きが行われます。だるまを持参してお焚きあげをしてもらいましょう。
3だるまに楽しみプラス
だるま市では、だるまはもちろん、たくさんの露店があり、ご当地キャラたちも活躍します。名物のラーメンなど、白河だけの食べ物も楽しんで下さい。
露店
だるま市にはおよそ700店もの露店が並びます。だるまだけでなく何でもあり! お楽しみ下さい。
おいしいもの
・食べるなら「白河ラーメン」。
・おみやげなら大黒屋の「だるま最中」。だるまの形にあんこと餅入り。
・小峰城に足を伸ばすなら二の丸茶屋の「白河だるまバーガー」・・・カツで勝負運、トマトなどの食材で恋愛運や運気を上げます。
ダルライザー(かっこいい)
白河市を守るだるまがライズする(起き上がる)ダルライザー。
仮面ライダー系で、子どもだけでなく大人にも人気です。映画もできました!
小峰シロ(かわいい)
小峰城にちなんだ小峰シロちゃん。とにかくかわいい。白河駅前にブースが出ます。
白河観光物産協会が作った公式サイトまであります。
白河市って元気です!
4混雑の情報
だるま市には、白河や近隣の方ばかりでなく、東京から観光がてら足を伸ばす人も多く、だるまを買い求めに集まる人はおよそ15万人。
開始時間の9時から11時位までは大丈夫ですが、昼過ぎからどんどん混雑。押し合いへし合いで周りの人みんなと接触している状態になります。
・・・夕方4時、5時になっても人は減りません。
人混みにもまれるお祭りもいいものですが、小さいお子さん連れなら朝の内に出かけたほうがよさそうですね。
基本情報、駐車場など
基本情報
アクセス・駐車場
終わりに
年間15万個のだるまを生産する福島県白河市。願い事をしてだるまに片目を入れ成就をめざすってとってもポジティブ。目標は、はっきりさせると実現しやすいもの。
早く行って少しゆっくり見回ってもよし、午後からでかけてほかの人たちをかき分けながらまつりの雰囲気を楽しむのもよし。
良いだるまと出会えて、願い事が成就しますように。