「霊魂探偵の意外な隣人」!世良ママ メアリー、暗がりに鬼を繋ぐが如く?

とうとう世良ちゃんのママ、メアリーが登場しました!

でも話し方がとっても変。どうして?

それに「暗がりに鬼を繋ぐが如く」という表現が気になります。

「霊魂探偵の意外な隣人」(アニメ未放映、コミック90巻)には世良ちゃんもずっと出てくれますがメインは世良ママ、メアリーです。

■未放映■

「霊魂探偵の意外な隣人」(コミック90巻)

キャラ:世良、毛利探偵、メアリー

事件:霊魂探偵 堀田凱人が殺される

トリック:塩、サンルーフ付きの車

裏テーマ:メアリー!

 

1あらすじ

霊魂探偵と対談?

毛利探偵に霊魂探偵 堀田凱人との対談(対決?)の依頼が。

この霊魂探偵は、17年前迷宮入りした羽田浩司(秀吉名人の義兄)殺害事件の謎を解くため羽田浩司の霊を呼び出すというのです。

コナンくん、この情報は見逃せません。

RUMの正体について情報が手に入る!と考えてついていきました。*いつものように毛利探偵に嫌がられながら^^

 

霊魂探偵の殺害犯は隣の部屋へ

ホテルで待っていたテレビ局のディレクターと霊魂探偵の部屋に行ってみると…。

霊魂探偵は殺され、何者かがベランダから逃げ出します。逃げたと思われる隣の部屋には世良ちゃん!が住んでいました。

領域外の妹、隠れる

コナンはさっそく世良ちゃんのすきを見て侵入。でも領域外の妹は見つかりません。もうちょっとだったんですが。

・・・・・・

蝶ネクタイ変声器がない!

さて事件の真相がわかったコナンくん。いつもの通り小五郎のおっちゃんを眠らせましたが…

蝶ネクタイ型変声器がない!実は世良ちゃんの部屋のベランダに落としてしまったんです。

困っているコナンくんに近づいてきた世良ちゃんはおっちゃんの背中にスマホを。

すると眠りの小五郎の推理ショーが始まります。

でも口調が違う。まったく違う!

「馬鹿か お前は…」

高木刑事、かわいそうでした…^^

Next Conan’s Hint! しお

 

2トリック

トリック:「しお(重心)」

ホテルの改修工事に合わせてワイングラスが倒れるようにセットされていました。

これで、まるで部屋の中に直前まで誰かがいたように細工したのですが、ワイングラスを支えたのが塩。それも塩つぶでした。

そういえば物の重心は一点にありました。

だから塩つぶが3個もあればうまく重心を支えることができます。うまく行けば一粒でも?

*ちょっとやってみました。

1)塩の上に斜めに立てる

塩 重心

2)塩を吹き飛ばす

↓立ったまま!

塩 重心

*塩が飛びにくく、びんに頭が当って少し向こうに転がりましたが倒れませんでした

塩はほんの数粒あるだけ、見えないくらいでした。

湿り気のある塩でやったので、息で吹き飛ばすは結構大変でした。食卓塩などサラサラした塩がやりやすいかもしれません。

 

3裏テーマ:メアリー

1)暗がりに鬼を繋ぐが如く

ずっとコナンくんをママに会わせたいと思っている世良ちゃん。

でもママ(メアリー)の考えは違います。

メアリー

暗がりに鬼を繋ぐが如く江戸川コナンに気を許すな

「10年前に会ったあのボウヤとはまるで別人なのだから…

 

 

「暗がりに鬼をつなぐ」とは

奥底が知れず気味の悪いことのたとえ(広辞苑)

 

井原西鶴が使っています。

・何が起こるかわからなくてこわい(世間胸算用で節分の夜のこと)

・見たところは軽い感じの人なのに、その実はすごい資産を持っている、うす気味が悪いほどだ(日本永代蔵)

 

真相がわからなくて気味が悪い、底が知れない、こわいといった時に使うようです。

コナンは味方のようにも見えるけど、心の中で何を考えているのかわからないということでしょうか。

 

10年前とはまるで別人なのだからというのは?

・・・コナンは小1の時、世良一家(お父さんはいない)と海水浴で出会いました。(コミック未刊)まだ幼いながら犯人を当てることができました。

 

 

当時は、大して警戒する必要のない子どもだった。でも今は高校生。実際は何を考えているのかわからない、ということでしょうか。

でも新一は変わっていませんよね。むしろ成長して信頼できる17才になりました。

メアリーはイギリスの諜報機関にいたようですからとても疑い深いのかもしれません。もし黒の組織に知られたら自分の命が危険ですし。

 

2)ジンも「暗がりに…」と!

最後にジンとウォッカが出てきます。

彼らもRUMの正体が表に出るのは困るので、霊魂探偵の羽田浩司への関心を警戒していました。

霊魂探偵が死んだと知ったジンは、事件を解決した毛利探偵について

ジン:

暗がりに鬼を繋ぐが如く… 鬼だったとしたら…始末しねぇとな

と言うんです。

「暗がりに…」はとてもかっこいい響きがありますからジンも好んで使うのでしょうか。

それとも黒の組織でよく使われる?世良ちゃんのお父さんがよく使っていたたとえで、それをメアリーもジンも知っている?

まだわかりませんが、メアリーや世良パパ黒と関係していたことは間違いないようですね。

 

3)いつも咳をしているメアリー

メアリーは小学1年生の新一と出会った頃は咳をしていませんでした。

でも、小さくなってからはよく咳をしていますね。

この事件でもメアリーは咳を。

コナンくんは健康ですが、風邪を引いて熱が出ると解毒剤がききます。

メアリーの咳はアポトキシンと関係がありそうです。

✔話し方がへん!

この事件ではメアリーがコナンくんの代わりに毛利探偵になって推理ショーをします。

メアリーは女なのに男のように喋りますよね。でも世良ちゃんのぼく語とは違います。もっと古めかしい

この事件ではメアリーがたくさん話すので古めかしさが目立ちました。

諸君には今の私のこの言葉が…たわけた寝言に聞こえはしまい

明治・大正時代の人?次郎吉相談役もこんな話し方ですね^^

このくだらん事件の真相を見抜いた探偵の言葉として…拝聴願おうか

 

このおかしな男言葉にはわけがありました。コミック92巻くらいになる「さざ波の邂逅」ではっきりします。

 

終わりに

世良ちゃんのママ、メアリーが出てきて面白いですよ。おすすめです。

メアリーがコナンを早く信じてくれたらと思います。

アニメ化は3月か4月頃?世良ちゃんもかわいい!メアリーはやっぱり顔立ちが哀ちゃんとよく似ています。

お楽しみに!