猫の避妊手術や怪我の手術の後は心配なことがいっぱい。
ここではケージに入れるかどうか、うんちが出ない時どうするかについて体験をご紹介します。
ご参考になれば幸いです。
わが家の猫の場合
猫 メス
避妊手術
:6ヶ月 カラー無し。1週間で回復
怪我の手術
:6才 エリザベス・カラー。14日で抜糸
ケージに入れるか?
獣医さんからケージに入れるように指示されたら、ケージに入れなければなりません。
でもそれまでの自由が奪われかわいそう。猫にはストレスになります。
それにケージを持っていなかったら?
1)一部屋を猫用に(できたら!)
けがをしてお世話になった獣医さんからはソファくらいの高さの家具だけのある部屋に入れるよう勧められました。
ソファの高さなら危なくないし、けがの回復の具合も見れるからとのことでした。
これはとてもいい考え。
2)やっぱり安静は必要
でも何だか不憫で初めの1週間は、ほぼ前と同じ生活。
飼い主もよくわかっていなくて、猫も新しい事態に適応できないままだったので、実は猫にはかなり負担をかけてしまいました。
部屋の安全度チェック要!
ケージを使わないなら部屋から危険なものを取り除くべきでした。
手術後の変化
1)爪が超短い
押し入れの天袋に入ったりしていたのですが、爪がないので上手く登れません。
ソファに飛び乗るのも前とおなじ感覚でやるので猫は滑り落ちてしまいました!かなり自信を失っていました。
2)カラーで体の感覚がずれる
エリザベス・カラーをつけているので、顔の幅が2倍位になっています。
1日目にはいつも寝床にしていたところから転げ落ちてしまいました。ふんだり蹴ったり。
3)固い床はショックが大きい
1m位上から飛び降りると、固い床だとかなりのショックになるようでした。
前足のびっこはなかなかよくならず…。病院から帰って来た後で骨折したかもと心配になりました。
3)安静に!
1週間目の経過観察で獣医さんに「安静に」と言われて反省。
対策
1)押し入れの天袋には入れないように閉めてしまい、1mくらいの高さまでしか登れないようにしました。
2)衝撃が少ないよう飛び降りる場所にはコルクマット、ソファなどを置きました。
3)自由にベランダに出ていた猫ですが、超短い爪で塀に上るのは危険。ベランダには出さないようにして、寝ていても窓から外が見えるようにしました。
・・・これを初めの1週間にやるべきでした。飼い主も初めてのことでよくわからなかったんです。
4)抜糸をしたら運動もたくさん
2週間目に初めて爪とぎ。その日に抜糸もできました。
それからはまた運動量をふやすべく少しずつ高さのある家具にアクセスできるようにしました。
【ケージまとめ】
できればケージより猫が安全に過ごせる部屋を確保しましょう。
安全で運動もできる環境でストレス少なく元気になっていって欲しいですね。
・・・安静は大事ですが運動も大事。
人間も骨折の手術のあとなど安静にしすぎるよりどんどん歩いたほうが早く良くなるそうですね。
外出する時はトイレや食べ物もその部屋に入れておけば安心です。
ケージを使うなら、できるだけ外に出してやってストレスを発散させてあげましょう。危険なことをしないよう見守りながら。
排泄:うんちが出ない
手術のあと心配なことの一つがうんちやおしっこが出ないこと。
ネットを見ると、3日うんちをしないようなら獣医さんにみてもらって整腸剤をもらいなさいという意見もあれば5日後に普通に出たという意見もあって…。
うんちは初めの3・4日は出ない猫が多いようです。
何もしなくても出るようなのですが、黙って待つのは不安なもの。対策を取るならビオフェルミンや猫草、療養食。
それでうまくいかなかったら病院に電話して相談しましょう。いい獣医さんなら気軽に答えてもらえます。
1)うんちが出るのはいつ?
初めの3・4日はうんちをしない猫が多いようです。
我が家の猫はそれまで毎日おしっこ2回うんち1回のペース。
ところが術後は3日間うんちが出なくて。便秘になったのかと心配しました。
でも4日目にふつうに出ました!
食べる量も少ないから
しばらくうんちが出ない理由は、手術のストレスもありますが、何より食べる量が少ないことによるようです。
・・・人間も断食すると初めは便が出なくなります。食べ物が胃に入ると腸の蠕動運動が始まるんですね。
その次にうんちが出たのは5日目。
その後も必ずしも毎日ではありませんでした。2週間後の抜糸の頃には毎日1回のペースに戻りました。
2)便秘対策
でもうんちが出なかった3日間は心配で、ネットで便秘について調べました。
便秘のための療養食を食べさせる、ビオフェルミンを砕いて食べさせるといったアイディアがあったので取り入れました。
ビオフェルミンは効果があったかもしれません。
-1ビオフェルミン
カリカリにビオフェルミン1錠を砕いてをかけた翌日4日目に便が出ました。
乳酸菌は猫にも全く害がありません。便が出るのを待つ間、飼い主も安心できます。
便秘の猫さんを飼っている方によるといつも飲ませていて効果があるそうです。
-2療養食
便秘のネコ向けのカリカリ。ネットで注文しましたが家に届く前に便が出たので使いませんでした。
-3猫草
猫草は好きで食べていました。繊維なので効果があったかもしれません。
*エリザベスカラーをしていると猫草は食べにくい。草が口元から逃げていきます^^
【うんちまとめ】
3・4日で出る。ビオフェルミンを砕いてエサに混ぜるのは害がなくて効果的。
どうしても出ない時は病院へ。
3)おしっこも出ない!
1日目:なし!
2日目:1回たくさん
3日目:1回たくさん
4日目からは1日に2回出るようになりました。
おしっこが出ない時は脱水にならないかと心配しました。
・・・初めの3日間は食べたのはチュールだけ。1度グラスに入れた水を飲ませた後は水もまったく飲みません。
水分を取らないので心配でしたが、チュールって75%が水なんですね。液状のエサは水分豊富。
だから実は水分もしっかり取れていたんです。
消化に負担もかからず抗生剤も入れられる液状のエサは術後の猫の強い味方です。
そして4日目。食器を脚付きに変えたらぐんぐん水を飲むようになり、おしっこもふつうに1日2回に回復しました。
終わりに
:猫には自然治癒力あり!
初めは心配なことばかりですが、猫の自然治癒力を信じましょう。飼い主が治すことはできません。
とても心配になった時、自然治癒力とか神さまとか宇宙の力とか、何か人智を超えたものにお任せしたら心が落ち着きました。
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ほかに心配になることは食べないこと、飲まないこと。これもそのうちに食べてくれるのですが、カラーをつけていると慣れるまで大変。見ていてかわいそうで。同じ感じならご参考になさってください。