禅宗のお寺「南禅寺」。京都五山の別格として上に置かれた、日本で最も格式の高い禅寺です。
境内には水路閣や三門、周辺には「蹴上インクライン」「哲学の小道」と観光スポットも多く、紅葉の美しい「永観堂」もすぐ近く。祇園や清水寺へも、歩いていくことができます。
コロナに気をつけつつ、思い切りお楽しみください。
ここでは、南禅寺の
・紅葉の見頃
・ライトアップ
・永観堂など周辺の紅葉スポット
についてご紹介します。
1紅葉の見頃
1)見頃の時期・時間
京都気象台のかえでの紅葉(大部分が赤く色づく)は平年で11月20日。南禅寺も同じ頃です。
秋の葉の色づきは、気温の影響を受けます。寒いと紅葉が早まり、あたたかいと遅くなりがち。
気象庁の1か月予報(11/11)では、西日本の気温は、11月13日から27日まで「平年並み」。その後は「平年並みか低い」予想ですから、暖かい秋にはならないようですね。
・・・今年の見頃も、11月中頃からでしょうか。
2021年見頃の時期
:11月12日頃(紅葉と緑が入り混じり)~12月3日頃
色づき始め
:11月初め
落葉
:11月末~
11月末から落葉が始まり、12月に入ると、紅葉がきれいに地面に散り敷きます。
12月上旬は、まだ木に紅葉も残っていて、秋の終わりの美しさがつづきます。
―2021年現在の情報
昨年春からお休みされていた、南禅寺公式ツイッター。今年2021年の春から再開されています。
2)紅葉がきれいな所
・門を入って→三門→法堂まで
・水路閣から南禅院の周囲
入り口の中門から三門をぬけ法堂の裏まで。三門に上ると、境内の紅葉を見渡せます。おすすめです。
もう一か所は、水路閣から南禅院の周囲です。
・南禅寺「境内案内図」
3)紅葉を見る時間
おすすめの時間帯は、お日さまの光が斜めにさす、朝か夕方。紅葉が、くっきりと美しくみえます。
三門・方丈庭園・南禅院は、有料で、2021年11月は拝観時間が変わります。
三門・方丈庭園・南禅院
平日
8時40分~17時
(受付は16時40分まで)
土日祝日*祝日は3日・23日
8時40分~17時15分
(受付は16時55分まで)
✔人出のピークは?
11月20日~23日がピーク
人出のピークは、例年11月23日「勤労感謝の日」前後の連休です。
今年も、コロナ次第ではありますが、11月20日~23日の飛び石連休が、一番人が多くなりそうです。
2ライトアップ
天寿庵は、南禅寺を開山した無関普門(大明国師)の塔頭(たっちゅう)。師の死後、その徳をしのんで建てられました。
↓昼間の天寿庵!
例年は、ライトアップは天授庵だけ。庭園がライトアップされます。
おとなりの永観堂は、今年2021年も夜間ライトアップが実施されます。
南禅寺の天寿庵は、昼間でも紅葉が美しいところですから、昼から夕方に、南禅寺で紅葉狩り。
その後、永観堂のライトアップにまわられてもいいですね。
永観堂など:周辺の紅葉スポット
-永観堂
南禅寺のおとなり(北側)の永観堂のライト・アップは、特に混雑します。
開門時間に入れるようにと並んで待つと、1時間以上待つこともあります。
早く行って並ぶか、または遅めに行きましょう。
永観堂 お昼の拝観(秋の寺宝展期間中)
【期間】11月6日(土)~12月5日(日)
【開門時間】9時~17時(受付16時まで)
【拝観料】一般1000円 小中高生400円
永観堂 ライトアップ
期間
:11月6日(土)~12月5日(日)
時間
:17時30分~21時
(20時30分受付終了)
拝観料
:中学生以上 600円
・永観堂 「拝観のご案内」
-清水寺
南禅寺とはまた趣の違う、迫力のある清水寺の紅葉ライトアップもいかがでしょう。
南禅寺から清水寺までは3.5km。バスと徒歩で40分、徒歩で1時間ほどです。
まとめ
今年の南禅寺の紅葉の見ごろは、平年並みに11月中旬から。人出は、20日からの飛び石連休に、いちばん多くなるでしょう。
コロナ対策をなさって、楽しい紅葉狩りになりますように。