秋はいつから｜暦で気象庁で体感で、虫の声や日の短さで！

みなさんが秋を感じるのはいつですか。やはり虫の声を耳にした時？朝晩が気持ち涼しくなった頃？

9月に入っても暑い日はまだまだ続きます。

秋っていつからなんでしょう。

ここでは、気象庁などの秋の期間の定義、気温や日照時間の変化、日本人の体感・虫や草花での秋の訪れについてご紹介します。

１秋はいつから？

１）定義では

気象庁の区分９月～11月が一般的。

暦の上では、また旧暦では８月初旬から秋に入ります。

2020年は、
立秋8月7日～立冬11月7日の前日、11月６日まで。

✔立秋の意味

「初めて秋の気が立つ」暑さの頂点という意味。

実際にも立秋の頃が1年で1番暑い時期です。

立秋は、旧暦（太陰太陽暦）の太陽暦部分。太陽の動きに従うので、旧暦でも変わりません。

気象庁の秋が一番ふつうに使われます。

✔天文学上の秋

天文学では秋は秋分から冬至の前日まで。

秋分の日9/22ころから秋というのは体感に合いますね。でも秋が12月20日までというのは長すぎるような。

12月はやはり冬ではないでしょうか。

旧暦は太陰太陽暦。日付け部分は、月の満ち欠けに従う太陰暦です。

旧暦7月1日は、新暦では7月末から8月下旬ころにあたります。

＊2020年は、8月19日が旧暦7月1日。

２）最高気温では

夏日でなくなるのは9月下旬から

東京で最高気温の平均が25℃より下になるのは9月25日からです。

＊大阪は10月7日、名古屋は10月4日。

平年で6月から9月までは最高気温が25℃以上の夏日です。夏は4ヶ月あるといいたくなりますね。

2℃って大したことなさそうですね。でも温度2℃の差は体温36.5℃が38.5℃になるようなもの。実は大きな差なんです。

明治時代なら9月は夏日の気温にはなりませんでした。

３）日が短くなるのは？

9月には夕方には暗くなります。

・東京で9月初めは日の入りが18時8分頃。昼は13時間近くあります。

・でも9月終わりには昼は12時間足らず。日の入りは17時26分に。ぐんぐん日が短くなっていきます。

会社の窓から外を見るとまっ暗。子供の塾通いも心配です。

４）体感では？

9月中旬から10月上旬

９月中旬以降を秋と感じる人が50%くらい。

どれも9月です。＊9月には朝晩はすずしくなります。

・紅葉を見た時も7割近く。いちょうやかえでが色づいたら秋もそろそろ終わりへ。

５）秋の虫や草花はいつから？

各気象台の生物季節観測では

・こおろぎ→すすき→赤とんぼ
の順番。

出典：Wikipedia　by Cory

コオロギは20℃以上30℃以下で鳴きます。

･･･8月・9月は朝晩に、もっと涼しくなると昼間しか鳴かなくなります。

そして一番速いテンポで鳴くのは25℃から30℃の時。そこで８月終わり・９月初め頃に一番よく聞こえるんですね。

鳴き声はこちら

横浜と福岡は遅いですね。

すすきの開花は穂が２割ほど出た状態。すすきらしくなるのはもう少し後です。

▶関連：仲秋の名月（工事中です）

アキアカネは名古屋では遅くて10月に入ってから。

夏の間は涼しい山にいて、22℃から26℃位になると山から平地に降りてきます。

もずの初鳴き

ドラマの「百舌鳥」でおなじみのもず。

木の枝にかえるなどを突き刺すはやにえで有名です。自宅の庭でご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

百舌鳥の鳴き声は縄張り争いの声です。

終わりに

秋の気配は9月初め、秋を実感するのは10月になってからというところでしょうか。

でも８月終わり頃から秋の果物や秋刀魚はスーパーに並び始めます。

楽しいおいしい秋をお過ごしください。