『月曜日のたわわ』というコミックの全面広告が日経新聞に掲載されました。
これに国連女性機関が抗議したことで、ヤフーニュースのコメント欄に、その抗議に抗議するコメントがたくさんついています。
初めて、この広告をニュース画面で目にしたときは、「わ、日経じゃないでしょ」と思ってしまいました。
性的過ぎて、日経に載せる広告ではないと感じたのですが、でも読売や朝日、毎日など家庭で読まれることの多い新聞も違う気がします。
女の人たち(老いも若きも)が、「なにこれ~」と声を上げそうです。
たぶん、女性にとっては性的過ぎて、できれば表には出してほしくない広告ではないでしょうか。
ヤフコメでは、圧倒的に、抗議に抗議する声が大きいことから、男性と女性では、女性の体についての感覚が違うんだな、と思うようになりました。
・・・記事やコメントから感じたことばかりで、コミックを読んだことがないので、的外れな感想になるかもしれません。すみません。
・・・また、このコミックに抗議する気持ちはまったくありません。男女ともに、楽しく鑑賞した、ちょっとエッチなマンガや映画はありそうです。
↓こちらは、広告ではなくコミックです。
男と女…
抗議のコメントの中には、下着の広告はいいのか?といったものもありました。
多くの女性が下着の広告を見て感じるのは、「きれいだな」「こんな風にメリハリのある体だといいな」「このブラだと、きれいで魅力的になるかな(期待)」といったものではないでしょうか。
下着のCMのターゲットは女の人です。
でも、男性にとっては、下着の広告が性的なものに映ることもあるんですね。迷惑に感じることだってあるかもしれません。
痴漢について、私の母(大正生まれ)は、現代のふつうの女性の服装が挑発的で、「さわってくれ」といわんばかりだと、怒っていたことがあります。
私は、女の子は「みて、みて。でも、さわっちゃダメ」っていう気持ちなんだと解説^^しました。
女の子にとっては、魅力的でありたいけど、その魅力は、自分に自信を持ったり、もてて嬉しかったり、彼氏をつくったりひきつけるためのものなんです、きっと。
男性にとって、『月曜日のたわわ』広告への抗議は、健康な関心を否定される、自由を抑えつけられるような感じがするのかもしれません。
女性が、洋服を買いに行くのを禁じられるようなものかも?
それは、絶対いやですね。
日経だったから、新聞だったから
私たち一人一人の性的な関心にはまったく問題がなく、自由と思うのですが、日経の全面広告で見たいかといえば、それは違うような。
日経には、知的・良識的なイメージがあって、広告は品がない印象を与えてしまう気がします(ほかの新聞でも)。
訪問先の打ち合わせで、表向きの顔、ビジネス上の顔をしていたのに、女性社員もいる中で、ちょっと下ネタが出てしまった、みたいな。
国連女性機関が抗議したのは、日経新聞が、ジェンダー平等を推進する「アンステレオタイプアライアンス」に加盟しながら、その規約に違反しているからとのこと。
女性が見たらどう感じるか、という視点は欠けていたかもしれません。
でも、それなら、下着の広告なんか出すなと反撃されそうです…。
男と女って難しいですね。