2021年12月~2022年2月「冬の寒さ」いつまで|ラニーニャで、東は平年並み、西は低温か

この冬は、ラニーニャらしく、低温・大雪になり、1月に入って南岸低気圧で関東に大雪も降りました。

そろそろ低温にも慣れてきましたが、寒さはいつまで続くでしょうか。

ここでは、2022年冬(2021年12月~2022年2月)の寒さについて、

・寒さはいつまで
・これまでの寒さ

についてご紹介します。

寒さはいつまで

気象庁の1カ月予報・3カ月予報では、2月まで、西ほど平年より低温の予想になっています。

平年の寒さなら、平均気温が底をつくのは、東京で1月21、22日ころ。その後は、少しずつ気温が上がっていきます。

1月の寒さ

気象庁の1カ月予報(1/13)では、1月21日までは東・西日本は、平年より気温が低くなる見込みです。

1月15日~21日

北日本「平年並」
東日本「低い」確率60%
西日本「低い」確率70%

 

2週間気温予報(1/12)では、1月20日~24日の5日間平均気温が、東海・北陸・近畿から中国にかけて、平年より低い予想です。

1月20日~24日5日間平均

東京は、「平年並」の白になっていますが、20日~22日は平年より「低い」予想です。

東京の平均気温は、平年で1月20日・21日に最低になります。東京では、このあたりが、この冬の寒さの底でしょうか。

その後、平年並みの寒さになっていきますが、西日本は、平年より高い可能性もあります。

1月22日~28日

北日本「平年並」
東日本「平年並」確率50%
西日本「平年並か高い」どちらも40%

 

2週間気温予報(1/13)の1月21日~25日の平均では、西日本の中でも、九州地方が高く、近畿平年並の見込みです。

1月21日~25日5日間平均

出典:気象庁

名古屋大阪は、平年で1月下旬にいちばん気温が低くなります。

今のところ、平年並に寒い時期を迎えそうですね。

 

暖かくなるのはいつ?

-いちばん寒い時期

平年でいちばん寒いのは、1月下旬です。

平均気温が一番低い時期(平年)

東京:1/21~22(平均5.1℃)
横浜:1/21~23( 〃 5.8℃)
名古屋:1/28~30( 〃 4.4℃)
大阪:1/24~2/3( 〃 5.8℃)

この時期を過ぎると、気温は少しずつ上昇。

平年で、2月末には、どの都市も平均気温は2℃以上、上がります。

*2月末には、名古屋の気温がいちばん高くなります。

-日差しがパワーアップ!

2月いっぱいで2℃上がる。・・・気温としてはわずかな上昇ですが、感じる寒さが違います。

東京では、平年で、バレンタインデーを過ぎた2月16日には、クリスマス(12月25日)と同じ最高気温11℃になります。

気温は低いのですが、2月16日の全天日射量は、12月25日の1.36倍

冬至のころに比べて太陽が高くまで上がるようになって、太陽のエネルギーが地表までたくさん届いているんですね。

冬の寒さも終わりに近づき、春を感じ始めます。

2月の寒さ

気象庁の3カ月予報(12/24)では、

2月
北日本「平年並か高い
東日本「ほぼ平年並」
西日本「平年並か低い

東日本は「ほぼ平年並」ながら、平年より低いが40%。平年並30%平年より高い30%より高めです。

春の生物季節観測

沖縄でさくらの開花です。*沖縄では、ひかんざくらが生物季節観測の対象です。

さくらの開花
沖縄 1月11日(平年より5日早い)

気象予報各社によると、今年、さくらの開花は「平年並みか早い」「平年より早い」と予想されています。

その前にうめが咲きます。楽しみですね。

2022年冬、これまでの寒さ

気象庁のエルニーニョ監視速報(1/11)では、ラニーニャは、冬の間は続き、春の間に終息する見込みということです。

ラニーニャの影響も3月ころまで?

ー気温

12月は、前半は平年より気温が高かったのですが、下旬ぐっと冷え込みました。

1月上旬も、低温が続いています。

冬日は何日?

最低気温が氷点下(0℃未満)になる冬日。

冬日 12月

東京4日間(昨冬は3日間)
横浜:1日間(昨冬は0日間)
名古屋5日間(昨冬は1日間)
大阪:なし *最低気温の最低は12/27 0.7℃

東京で、12月に氷点下になったのは、2001年以降では6年目。うち5年については、冬にラニーニャ現象が発生していました。

冬日 1月(13日まで)

東京5日間
横浜:3日間
名古屋4日間
大阪:1日間

いちばん寒かった日

気温が最低になるのは、早朝。日の出の前後が多くなります。通勤・通学のころで、冬はつらいですね。

最低気温の最低 ~1月13日まで

東京:1/7 ー3.5℃
横浜:1/7 ー1.5℃
名古屋:1/2 ー2.7℃
大阪:1/2 -0.1℃

低温だが、前々回のラニーニャほどでは?

ラニーニャが影響した2018年冬(2017年12月~2018年2月)は、全国的に寒く、特に西日本は32年ぶりの低温でした。

2017年10月~12月*右1/3が12月

今回は、まだ12月までしか発表されていませんが、この冬が低温になったのは12月後半から。前半は、平年より気温が高く、下旬の寒さが身にしみました。

2021年10月~12月*右1/3が12月

10月から比べても、前々回のラニーニャより、平年との気温差は小さいですね。

今のところ、前々回ほど寒くはありません。

*2021年から平年値が0.1~0.5℃上がりましたが、表の目盛りは1℃ごとなので、そのまま比較しています。

前回のラニーニャは、暖冬

前回のラニーニャは昨年ですが、1月中旬まで低温で、その後、平年より高くなり、冬の3カ月を平均すると暖冬になってしまいました。

でもこの冬は、暖冬にはならないようですね。

ー雪

ラニーニャ現象が発生している冬には、大寒波がやってきて大雪が降ることも多いです。

初雪

初雪は、おおむね北で遅れ、東・西で早まりました。

*札幌・東京・名古屋・大阪の初雪は、気象庁職員の目視による観測。横浜は機械による自動観測(気温や湿度から)です。

初雪

札幌:11/19(平年より18日遅い)
東京:12/26(〃8日早い)
横浜:12/14(〃1日早い)
名古屋:12/17(〃5日早い)
大阪:1/1(〃6日遅い)

大阪は、今回は遅かったですね。元旦が初雪になりました!

雪の深さ

1日で、いちばん雪が積もっていたときの雪の深さが最深積雪量です。*1日に降った雪の深さ(降雪量)ではありません。

最深積雪量 ~1/10まで

札幌:54㎝ 12/18
東京10cm 1/6
横浜8㎝ 1/6
名古屋:なし(昨年は1/30に2㎝,2/18に1㎝)
大阪:なし(昨年は1/12に0㎝。*観測場所の地面の半分以上が雪におおわれた状態。積雪なしではありません

*ラニーニャとは

ラニーニャは、地球規模で気圧が変動するテレ・コネクション(遠く離れた・結びつき)の一つ。

太平洋の東側の海水温が、西側の気圧や天候に影響を与えます。

ラニーニャでは、貿易風(東風)が強く吹いて、暖かい海水を太平洋の西側(アジア)に吹き寄せます。*東側の南米ペルー沖付近の海水温は、平年より下がります。

このため、フィリピン・インドネシア付近の海水温は高くなって上昇気流が発生。対流が活発になり、気圧が下がります。

フィリピン・インドネシア付近気圧が低くなるので、夏には「太平洋高気圧」が日本に張り出し、冬には「シベリア高気圧」の勢力が強くなります。

ラニーニャは、日本では、夏をより暑く、冬をより寒くする傾向にあります。

エルニーニョと交代で起こることが多いですが、続けて起こることもあります。

冬(12~2月)にラニーニャだったのは、2001年以降では、この冬で8回目です。

ラニーニャの冬の特徴

冬の12~2月で、ラニーニャの影響が有意にみられるのは、

12月を中心とする11~1月
平均気温東日本 平年より有意に低い
降水量~東日本太平洋側、西日本太平洋側 平年より有意に少ない
日照時間~北日本太平洋側、西日本 平年より有意に多い

1月を中心とする12~2月
日照時間~北日本の太平洋側 平年より有意に多い
2月を中心とする1~3月
降水量~北日本太平洋側、東日本太平洋側、沖縄・奄美 有意に多い

気温・日照時間・降水量ともに、どこかの地域で平年との有意差が出るのは12月を中心とする11~1月だけです。

特にラニーニャの影響が出やすいのは、冬の前半というところでしょうか。

冬の寒さには、別のテレ・コネクションである北極振動も影響します。

さらに、太平洋側に大雪をもたらす南岸低気圧もあって、冬の予報は難しいとされています。

 

終わりに

ラニーニャの冬には、平年より気温が低くなったり、降雪量が多くなったりします。

西日本など西の方ほど影響を受け、冬型の気圧配置が強まるようです。東日本も「平年並」の寒さの予想です。

冬らしい冬になりそうですね。お元気でお過ごしください。