受験塾に入り、これから塾の日は、夕食を塾でとることになりました。
急いで食べられて体を壊さない、勉強に効くメニューは何がいいのでしょう。
それに小学4年生なのに家族で夕食を食べられないなんて、情緒的な発達は大丈夫でしょうか。
体の栄養
- 塾弁:軽く~脳に即効の糖分を補給
- 夜食:しっかり~タンパク質と野菜を補給
心の栄養
- 夜食の会話:感情を解放、心を癒やす
1体の栄養
1)塾弁と夜食の栄養配分
夕食は、いつもと同じ位の時間にとらせたいですね。
でも、塾ではゆっくりお弁当を食べることができません。それにしっかり食べると血液が胃の方にまわって授業中眠くなったり集中できなくなります。
塾では軽く脳に即効の糖分を補給し、家に帰ってからタンパク質・野菜中心の食事をして栄養のバランスを取りましょう。
2)塾弁のポイントとおすすめレシピ
塾弁のポイント
- 脳に糖分を補給する
- 消化しやすい
- 食べやすい
- 手が汚れない
- 量は少なめ
1)糖分補給
・・・脳が一番消費するのが糖分です。吸収の早い果物や炭水化物がおすすめ。
2)消化しやすい
・・・消化にエネルギーをとられると眠くなってしまいます
3)食べやすい
・・・短い時間で食べますから、食べやすいように。休憩時間は20分程度です。前の授業が長引いたり、次の授業のテスト準備をしていると食べる時間は5分位のことも。
4)手が汚れない
・・・唐揚げなど手がベタベタする油物は避けましょう。手を洗いに行く暇はないかもしれませんしテキストがよごれます。
5)量は少なめ
・・・手をかけたお弁当を持ってくるお子さんもいるかもしれません。でも、塾で食べるお弁当は少なめの方が勉強に集中できます。
休憩時間にたくさん食べると、その後眠くなったりします。
あまり食べないほうが、頭が働きますね。
エジソンが、あまり食べなかったのは有名です。
発明したトースターが売れるように、ほかの方には1日3食をすすめたそうですが^^
エジソンの少食の理由は「食べないほうが頭が働くから」ということでした。
おすすめメニューとレシピ
1おにぎり
おにぎりを基本にしましょう。
シンプルな塩むすびから炊き込みご飯まで。おかずをおにぎりの具にしてもいいですね。
2フルーツポンチ
果物は糖分とビタミンがいっぱい。また、果物はそれ自体酵素を含んでいるので、消化に全く負担がかかりません。
白玉かお団子を入れると満足感があります。
ただ家に帰る頃には、またお腹ぺこぺこ。夕食の取り分けを食べさせましょう。
3おうどん
夏は冷やしでさっぱり食べやすく、冬は温かいつゆをスープポットなどで持たせましょう。
麺はしっかり洗ってぬめりを取って、少し油をまぶすとくっつきにくくなります。
3)夜食のポイントとおすすめレシピ
夜食のポイント
- タンパク質・野菜を補給
- 暖かく体をほぐすレシピ
塾弁でとれなかったタンパク質と野菜を。また欲しがるようなら、少しごはんなど炭水化物も。
夕食を一人分取り分けておきましょう。
また暖かいポトフやシチュー、すいとんも血行を良くし、体がゆるんでおすすめです。
2心の栄養
1)緊張をほぐす会話
塾では勉強に集中して、脳がフル回転。帰宅してもまだ脳の緊張状態は続いています。
緊張をほぐし、ストレスを発散させるのは家族、特にお母さんとの会話です。
夜食をとりながら、子どもがほっとできるようにおしゃべりに付き合ってあげましょう。
2)国語力の基礎
また、親にその日あったことを話すのは、自分の感情を味わい開放するという情緒的な発達のためだけでなく、国語力を伸ばすというおまけもつきます。
相手に受け入れてもらいながらその日にあった出来事を要約する、組み立てることは国語力の基礎。毎日の経験が底力になります。
*その日に学習したことを親に教えるのも各教科にはとても効果があります。でもそれは食事が終わってから。
3)食事をストレスの場にしない
塾のテストの結果について詳しく聞いたり、励ましたり叱ったりするのは食事が終わるまで待ちましょう。
もし塾で苦労していたら、家でも苦労することになって子どもが生きる場所がなくなってしまいます。
勉強が大変そうなら一緒に復習してあげましょう。自分でやれる子の方が少数派です。
記憶が整理されるのは、眠っているとき。
疑問が解決したり、知識がつながってアイディアが浮かぶのは、歩いているときなど、インプットをしていないとき。
非生産的に見える時間に、脳は大事な仕事をしているようです。
知識も予定もつめこまないほうが、いいんですね。
終わりに
家で食べる夜食をメインにして、塾弁は脳への糖分補給に徹しましょう。
夜食を食べながら、その日やったこと感じたことを自由に話させて、心にも栄養補給を忘れずに。
勉強が思うように進まないとイライラしますが、親がいっしょに復習してあげて解決していきましょう。
大事なのは心の成長、そのうえで、知的にも成長していってほしいですね。