「五分咲きから見頃終了まで」、あじさい路以外は、入場券なし(長谷寺の拝観券は必要です)で散策できます。
今年は、久しぶりに以前のような混雑になりそうですが、やっぱり自由に楽しめるのはうれしいですね。
ここでは、2023年鎌倉長谷寺のあじさいの
・見頃と開花状況
・長谷寺で:良縁地蔵など
・混雑と周辺の観光地
などについてご紹介します。
1見頃と開花状況
1)あじさいの見頃
6月上旬(6/5前後)
~25日前後
*7月最初の月曜に剪定が始まります。6月下旬まで見頃はつづきますが、6月末には花が少なくなりがちです。
2)現在の開花状況
5月28日 三分ほどの色づき。淡くうっすら。
6月1日 五分咲き。淡い色合い。そろそろ見ごろへ。
6月6日 若々しい色づきで、見ごろです。
6月24日 一番きれいな時期は過ぎましたが、まだまだ見ごろです。
3)「あじさい路」鑑賞
あじさいが五分咲きになるころから、長谷寺の拝観料400円にプラスして「あじさい路」の入場券500円が必要です。
今年は6月1日から有料です。
2混雑と周辺の観光地
今年の混雑
↓「あじさい路」の人出は、例年はこんな感じ。整理券も出ます。
6月に入り見頃を迎えて、特に10時、11時頃から、人が多くなっています。
待ち時間も発生します。
境内では、あじさい路に入らない方のためにも、あじさいの鉢などが用意されています。
待ち時間が長すぎるようなら、境内のあじさいだけにしてもいいですね。
周辺の観光地
片道15分くらい
・大仏(高徳院)700m(9分
・光則寺 450m(6分)
・御霊神社 650m(8分)*江ノ電と紫陽花の撮影スポット!境内が線路沿いです。
・極楽寺 1.2㎞(16分)
・鎌倉オルゴール堂 180m(3分)
・鎌倉文学館 800m(11分)
・由比ガ浜 1.1㎞(14分)
地図はこちら。
片道30分以上
・銭洗弁財天 2.3km(32分)
・鎌倉駅へ戻り小町通へ*長谷観音バス停からバスに乗って15分ほど。
3見どころスポット:良縁地蔵など
長谷寺は、あじさいのほかにも、花しょうぶや、良縁地蔵、カラフルな絵馬や観音さまなど、楽しめるものがいろいろあります。
てらやカフェで、ソフトクリームを買って、かわいいお守りを選んだり。
1)良縁地蔵で良縁ゲット
良縁地蔵は、3つあります。3つとも見つけることができれば、良縁に恵まれるとされます。
恋愛だけでなく、いい仕事や、いい人達とのご縁ももらいたいですね。
良縁地蔵の一つは、あじさい路にあります。待ち時間に、ほかの二つを見つけておきましょう。
良縁地蔵の場所
1「紫陽花の良縁地蔵」
:あじさい路
2「竹林の良縁地蔵」
:経蔵の横
3「海の見える良縁地蔵」
:観音堂への石段の途中
*写経場の前にあるのは「和み地蔵」。記念写真スポットです。今は、マスクを着用されています^^
2)かわいいお守り
ちりめんで作られたかわいいお守り。いちごやテントウムシ、スイカ(すいすい開運)もあります。
「和み地蔵」を閉じ込めたお守りもあります。楽しみにご覧くださいね。
3)写経ほか、お寺のご利益も!
長谷寺は浄土宗のお寺。神さまと仏さまは同じものだとされた時代の名残から、神社もあります。
お祈りしたり、ご利益をいただきましょう。
-1 境内でご利益を
観音さま(高さ9m)
:衆生(私たち)を助けてくれる
大黒さま
:金運と仕事運アップ
弁天さま
:芸術の神様、金運・仕事運
-2「かきがら稲荷」:絵馬をかけよう
言い伝えでは、長谷寺の観音さまは、奈良の長谷寺の観音さま(こちらもあじさいで有名)と同じ木から作られたとされています。
一体は奈良でご本尊となって、もう一体は海に流され、15年後に三浦半島に流れ着いたそうです。こちらが、鎌倉の長谷寺の御本尊になりました。
「かきがら稲荷」の由来は、観音さまが海を漂っているとき、たくさんの牡蠣(かき)がくっついて、観音さまを長井浦に導いたとされることから。
かきがら稲荷の絵馬は、カキの殻でできています。
私たちも願い事がかなうように、導いてもらいたいですね。
-3 観音ミュージアムで「仏」を体験
長谷寺の「観音ミュージアム」には「観音三十三応現身像」があって、ちょっと不思議な体験ができます。
ここでは、33体の観音さまが、見る人を取り囲むように、半円に並んでいます。
観音は、私たちの願いに応じて33の姿に化身して現れ、叱ったり導いたり幸せに気づかせてくれる仏さま。
きびしい顔、やさしい顔、ちょっと面白いお顔もあります。
観音像に囲まれると、気持ちがシンとして、いつも揺れ動いている心が静まります。
-4 写経で、待つ
写経も、結構人気があります。文字に集中していると、時間がたつのははやいです。
「延命十句観音経」が短くておすすめ。
1200円です。*受付は15時まで。
-5 あじさいうちわ、お忘れなく
券売機で入場券を買って、係の方から整理券をもらったら、すぐ右手に、あじさいのうちわ(無料)がおいてあります。
まるいうちわで、長谷寺のあじさいたちの写真とその名前が書いてあります。
初めにもらって、チェックしながら歩いてみましょう!
基本情報・アクセス
■長谷寺■
【名称】海光山慈照院 長谷寺
【住所】鎌倉市長谷三丁目11番2号
【地図】 こちら
【問合せ】
長谷寺 寺務所(0467-22-6300)
【公式サイト】長谷寺
アクセス
電車で
帰り:鎌倉駅まで歩く
ピーク時には、江ノ電も満員になります。
特に混雑がひどくなるのは、長谷寺からの帰り。長谷駅では満員で乗れないまま、次を待たされることもあります。
次の電車は約12分後ですが、いっそ鎌倉駅まで歩いても。長谷寺から鎌倉駅までは2kmくらい。30分足らずで到着します。
*県道311号線経由。舗装された市街地です。ルート図はこちら
自動車、駐車場
あじさいのシーズンは、渋滞します。
長谷寺の駐車場は小さく、大仏近くや由比ガ浜駅周辺の駐車場も、小さいところが多いです。また、鎌倉駅近くは、駐車料金が高くなります。
お得なのは、鎌倉市パーク&ライド。検討なさってみてください。
終わりに
長谷寺のあじさい路は、五分咲きになるころから鑑賞できます。
拝観券のほかに、あじさい路への入場券(500円)をお求めください。
例年通りなら、土日は混雑が予想されるため、開門時間が少し早まって7時半からになります。
楽しみですね。よい一日を過ごされますように。